魔法のある世界で医療のあり方を模索する

魔法のある世界。
一見すると万能のようにもみえる回復魔法だったが、実はこれまで病に関しては無力だった。
主人公には外科医だった前世の記憶がある。回復魔法を使う治癒師しかいない世界で、初めての医師として人々を救いたい。医療機器など何もない世界で少しずつ環境を整え、薬を開発していく。

自分の力の及ぶ限り誠実に患者と向き合う主人公の活躍を、時にはワクワクしながら、時にはもどかしい思いを抱きながら読み進めました。
かなり本格的な医療現場の描写ですが、異世界らしさもじゅうぶん。

最後まで主人公の手術を手に汗握って応援しました。
完結おめでとうございます。

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