晴香の心象を自分のなかに見つけてしまうので、気持ちをヒリヒリさせながら読んでいきました。率直な書き方が最後まで読むのを止めさせませんでした。晴香の心に優しい風が吹きますように。
この話の魅力はまるで英語の論説文を読んでいるかのようなリニアなストラクチャにあります。赤のアンダーラインを引いた晴香と、水色のアンダーラインを引いた未唯との対比は、漢文の対句じみた美しさもあります。…続きを読む
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