未来は『今』ここにある決断

パラレルワールド、タイムリープのSF作品。

そこに確実にあるタイムパラドックス。
これに立ち向かうのが本作の主人公=ユーイチ。

彼は、一瞬のやり取りの間にいくつもの選択肢を自らの手で提示し、選びます。
その選択が正しいのか間違いなのか。
それは最後にわかるわけですが……。

私はこの作品を読んだときに問われた気がしました。
いくつもある未来への選択肢。それを今、選んでいるか? と。
未来のことは未来になってみないとわからない?
違う。
今の連続の先にあるのが未来だ。
このように、訴えかけられているように思いました。