真昼小学4年生、忍者やってます!

主人公の真昼ちゃんは友達と恋バナしたりおしゃれの話をすることが日常の普通の女の子。でも彼女には秘密がありました。彼女はれっきとして忍者(見習い)、忍術を操る特別な小学生なのです。
そして自身が忍者という事は誰にも言えない秘密です。
ある日、ひょんなことから知らない忍者に出くわして……。

つばさ文庫小説賞向けの作品ということで小学生でもわかるような分かりやすさですが、大人が読んでも楽しい作品のように感じます。
多くの人が子供の頃忍者になりたいと思った経験をお持ちなのではないでしょうか? この作品はそのなつかしさと共に現代に生きる忍びの日常を教えてくれる作品です。
また、真昼ちゃんの学校生活も大きくクローズアップされていまして、今時の小学生がリアルに描かれ、そうか、今時はそうなのかと頷きながら読みました。
楽しく、でも忍びとしての有り様を教えてくれる作品です。
面白く拝読させていただきました。

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