主人公・芹沢真昼の家は忍者の家系。一流の忍者であるお父さんと共に毎日修行をしています。
めっちゃ面白かったです!没収された友人のラブレターを取り戻すのに奮闘したり、クラスメイトとドッチボールで勝負したり、忍者の力で真昼は大活躍。忍者であることがバレないように行動する姿にハラハラさせられました。
友だちとショッピングを楽しんでいる様子や好きな子の話で盛り上がる感じは、小学生らしくとてもリアルで、読んでいてほのぼのします。小学生たちの日常、人間ドラマが描かれていく中で、"忍者"という要素が物語に彩りを添えています。
小学生忍者たちの活躍をぜひご覧ください!
「忍者」とは、一体何なのかご存知だろうか?
室町時代から江戸時代。
ここ日本で隠密行動に優れ、暗殺や怪しげな術を使い、主人を守るとされる世界的にも今では知らない者はいないのではないだろうか。
さて、この物語は小学4年生が「忍者」をやってます!
……え?何を言っているか、わからないだって?
もう一度言いましょう!!
この物語の主人公は、小学4年生の真昼ちゃんが「忍者」をやっているんです!
見た目はどこにでもいる可愛らしい小学生の芹沢真昼は、いわゆる「本物の忍者」の親を持つ女の子。
厳しい修行もして「火遁」「分身」など、多種多様の術を覚えている。
当然父も「プロ」として育てていたのだが、真昼はプロになるつもりはなかった。
「お父さん。わたしね、ユーチューバーになりたいの」
「…………へっ?」
学校生活のリアルな会話。
素敵な友人やその陰に潜む同じ忍者。
そして、なにやら黒い影も見えてきて……。
ほのぼの忍者に世界にハマるのは、この作品しかありません!!
ぜひご覧あれ!
主人公の真昼ちゃんは友達と恋バナしたりおしゃれの話をすることが日常の普通の女の子。でも彼女には秘密がありました。彼女はれっきとして忍者(見習い)、忍術を操る特別な小学生なのです。
そして自身が忍者という事は誰にも言えない秘密です。
ある日、ひょんなことから知らない忍者に出くわして……。
つばさ文庫小説賞向けの作品ということで小学生でもわかるような分かりやすさですが、大人が読んでも楽しい作品のように感じます。
多くの人が子供の頃忍者になりたいと思った経験をお持ちなのではないでしょうか? この作品はそのなつかしさと共に現代に生きる忍びの日常を教えてくれる作品です。
また、真昼ちゃんの学校生活も大きくクローズアップされていまして、今時の小学生がリアルに描かれ、そうか、今時はそうなのかと頷きながら読みました。
楽しく、でも忍びとしての有り様を教えてくれる作品です。
面白く拝読させていただきました。
小学生が憧れる職業といったら、何か?
そう、忍者ですよね!
すみません、違いました……ユーチューバーらしいです。
主人公の真昼は忍者の家に生まれて忍者の修行をしているけれど、他の小学生と同じくユーチューバーに憧れる普通の女の子。
忍者なんて古臭い、時代遅れだと感じていた彼女だったけれど、忍者だからこそできる人助けに触れることで徐々に成長していきます。
恋のお手伝いをしたり、落ち込む友達を励まそうとしたり、時には悪い奴を相手にピンチに陥ることも!
忍者の技を使えるからといって、万能なわけじゃない。
一番大事なのは、誰かの力になりたいという思いなのです。
様々な経験を通じて一人の女の子が強さと優しさを育んでいく物語に、自分も忘れていた大切な何かを見付けられた気がします。
これからこの子達はどんな風に成長していくんだろう?
物語が終わっても、真昼を始めとする登場人物達のその後を見守りたくなりました!
読了後のレビューです。
主人公の真昼ちゃんは、日々忍者修行に励んでいます。
忍者……皆さまも1度は憧れましたよね? 私も憧れました‼︎
こんな忍法が使えたらいいなぁと、日々ワクワクしながら。
この物語は、真昼ちゃんを通して忍者への憧れを叶えてくれるように思います。
友達との恋の話や、真昼ちゃんが出会うもうひとりの忍者の存在……真昼ちゃんが遭遇する、思いもよらない大事件を通して知る大切なこと。
ワクワクした気持ちいっぱいに、物語を読んで頂けたら……と思います。何もかもが新しい【令和】の中で、【令和】ならではの忍者の活躍。読後感も心地いいものです。
真昼は小学生の女の子。お父さんの職業は忍者。毎朝暗いうちに起きて、お父さんと一緒に忍者の修行をしています。お父さんはすっかり真昼が忍者を継いでくれると思っているみたいだけど……。
真昼が忍者の修行をしていることは、もちろんみんなには内緒。忍者の存在は秘密だから。でも、クラスで起きた事件や、困った友達のため、真昼はこっそり忍術を使ってそれをなんとかしちゃいます。普通なら解決できないような事件も、忍者の力を使えばあーら不思議、すべて魔法のように一発解決!とは、いかないよー!!
なにせ真昼はまだまだ半人前。忍者としての技も心構えも足りないのです。
そんな真昼が、正義のため、友達のためにがんばるお話。テレビやマンガの忍者みたいに上手く行かないけど、それでもがんばる真昼の忍術にご期待ください!
医者の子どもが医者になるとか、先生の子どもが先生を目指すとか、結構ある話じゃないですか。
親が押し付けるパターンもありますけど、子どもの方が「お父さん(お母さん)の仕事、恰好良い!ああなりたい!」って思うパターンもあるわけでして。
さて、それじゃあ忍者の子どもは……?
私みたいな一般家庭に生まれた人間は「うひょー忍者!?なるなるー!拙者忍者になるでござるー!」ってなもんですけど、実際に忍者を父に持つ真昼ちゃんはというと、まだまだ決めかねてる状態です。
そんな小学生の真昼ちゃんに、次々とミッションが舞い込むわけです。
ある時は職員室に忍び込み、またある時は変化の術で変身したり。
それらを一つ一つクリアしていく中で、徐々に『忍び』というものを理解していく真昼ちゃん。
そして、彼女の心強い味方は……ちょっとクールなクラスメイトの男の子。これはもう恋が始まっちゃうんじゃ!?なんてついついそんな目で見ちゃったりして。
現代に生きる『イマドキ忍者』の活躍をぜひご覧ください!
代々続く忍者の家系に生まれた真昼ちゃんは、とっても元気で明るい小学生の女の子。忍者だってことは絶対に秘密なんだけど、困っている友だちをほうっておくことなんてできないから。そういう時は、バレないように、忍者の力でこっそりトラブルを解決しているのです。
忍者です。ロマンです。だけどこのちびっ子忍者の真昼ちゃん。とぉーーーーっても素直なんです。やむをえずウソをついてしまったときの心の声とかね、ほんとかわいくて。大好きです。
そんな真昼ちゃんをとりまく子どもたちもみんな魅力的で。おしゃれに恋に、健気で一生懸命なユキちゃんと涼子ちゃん。そして、ただの意地悪坊主かと思いきや……な、岡田くんと、いっけんクールだけど……な、イケメン沖くん。
さらに忘れてはいけないのが子どもたちのお父さん。真昼ちゃんのお父さんはもちろんのこと、ほんとうにね、素敵なんですよ。このお父さんたちが。お子さんがいらっしゃる方にはぜひとも親子で読んでいただきたいです。
家族と友情と恋。ほっこりほのぼのな前半からハラハラどきどきの後半へ。人を想う心がおおきな力になる。現代に生きる、とっても素敵なちびっ子忍者の物語です。ぜひご覧ください!