折り畳み傘

懐かしんだ過去をなかったことにしたくなるのは、汗ばむ日が増えてきたからだろうか。雨のち曇り、晴れのち雨、曇り、晴れ、晴れ、強風。明日を迎えるつもりでいるから見る天気予報。どこにも出かけないつもりでいて、でもふと散歩に行こうとしてしまう。雨が降って焦れども悔いない午後三時。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小瓶の中には 帳 華乃 @hana-memo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ