世界の半分がバケモノになった世界で僕達は生きる

世界の半分の生物がモンスターになった現代。
太一の通う学校の生徒も半減、
モンスターとなってしまっていた。
モンスターは、日々縄張り争いを繰り返しながら、自然界における自分の立ち位置を築いていく。
強さのランクはヒエラルキーとして表され、一番上にいるのが、各地域の生態系の頂点＝支配者である。
半澤太一は、モンスターではない普通の人間だ。
彼の学校はそんなモンスター達の縄張りを抜けた先にある。
縄張りには学校でモンスターとなった生徒が巣くい登校を阻む。
ここら一帯は、モンスターと化した生徒にしてヒエラルキーの頂点、マツダイラーに支配されているのだ。
基本的に人間は、生態系において最底辺。モンスターにとって人間は自分の強さを確かめる的でしかないのだ。
非力な人間が抵抗しようにも、自分達より何倍も…続きを読む