Re:いつか、俺が俺を好きであるとき

作者 gaction9969

21

7人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

交通事故により、家族と記憶の大部分を失った主人公。
失われた真実を求めもがき苦しむうちに、一人の医師との間に恋心が芽生えます。

自分が綴った文章に隠された謎。
自分に未来予知の能力があることに気付いた主人公は……。

丁寧に描かれた心理描写。
ミステリー要素を含む本作ではありますが、失われた記憶の欠片に隠された深い愛。

――すべてが解明され、記憶を取り戻した時。

主人公の目の前に現れた人は……。

美しいラストシーン。
深い家族愛に包まれた感動作です。



★★★ Excellent!!!

交通事故で、僕は何もかも、記憶さえも失った。残されていたのは、未来を見る力。しかし僕は、この力を信じてもいいのだろうか。そして、差し伸べられる手を掴んでもいいのだろうか。
***
第一人称で語られる作品。作者のさりげない、しかし丁寧な筆力は、主人公の絶望も、希望も、恋のときめき(!)も、まるで自分のことのように読者に感じさせます。そして主人公が立ち向かう、未来予知という謎。知恵と機転、高まる緊張と疑惑。いつか僕は主人公になって、未来への冒険に向かっている気持ちになりました。ああ面白かった!

★★★ Excellent!!!

目を覚ますと自分の記憶がない。
柏木恵一という自分の名前を覚えている程度。
おまけに重体で包帯だらけ。
そんな彼を受け持つのが、なりたての精神科医”さくら”を名乗る女性。
また、「彼女との接触を避けろ」と忠告するシンヤという医師。
なぜか予言の力を身に付けた彼はその能力を悟られないように注意を払うのですが……。
謎が謎を呼びますが最後まで読めば謎はキレイに解決されます。
涙なしでは読めませんのでハンカチのご用意を。

★★★ Excellent!!!

#21時点のレビューです。星が一個少ないのは完結してから。

現時点、序盤の段階から、既に多くの伏線がちりばめられています。おそらく、になってしまうくらい巧妙に隠されているものまで。

予知能力を手にし、それがどんなモノか詳細に、それこそ推理小説のように可能性を潰していきながら調べる、記憶喪失の青年。

この先何かがひっくり返る、そんな予感がひしひしします。別作品の名前を上げるのはあれかも知れませんが、それこそ、映画のバタフライ・エフェクトのような。

そんな気分でゆっくり謎を追いながら見ていくと、何倍も楽しめる、そんな作品だと思います。