光学機器は無くても想い出は残る

作者様のキャッチコピーの通り、大きな物語へつながる始まりの物語、という趣の短編小説。頭上に広がる宇宙と地上が、スケッチブックに描かれたポートレイトでつながるというイメージが悲しく、美しかったです。ずっと未来に、二つの絵が再び出会うところも読んでみたい気がしました。