もふもふ九尾のキュウちゃんの秘めた想い。時は素知らぬ顔で過ぎて行く。

 生きとし生けるものに必ず訪れる終着点。
 でも、訪れる時期は等しくない。

 彼女には短過ぎた。
 その事は彼には一瞬の時間で、幼い彼女には、刹那の時だった。

 シングルファザーの涼夜と微笑みを失った結愛が、
 保育園から帰ると、白いワンピースを着た少女が不法侵入していた。

 しかもその子は、獲物フレンズよろしく、もふもふ九尾の狐娘。

 涼夜は間髪を容れず、警察へ通報。
 キュウキュウと焦るエモフレ少女。
 獲物フレンズファンの結愛は、リアルエモフレ少女を飼うと言い出す。

 キュウとしか言えないので、キュウと呼ばれる様になった彼女。
 涼夜は罪悪感を得、結愛は笑みを取り戻すが、キュウは何かを秘めていた。


 ほのぼのとした中に切なさが漂う物語。
 面白いので是非読んでみて下さい。

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