第18話 各話登場人物・歌舞伎演目・名所一覧

 第1話 附け打ち、歌舞伎マラソンに参加

    名所・(歌舞伎マラソンコース)南座前・四条大橋・京都外大

       梅宮大社・松尾橋・松尾大社・鴨川・桂川・嵯峨女子美術大学

       天龍寺・清凉寺・仁和寺・龍安寺・金閣寺・わら天神・平野神社

       今宮神社・上賀茂神社・京都府立植物園・大文字「妙」「法」

       賀茂川・下鴨神社・京都御所・京都市役所・銀閣寺・京都大学

       平安神宮・八坂神社西楼門


    歌舞伎マラソン応援ソング

    「 明日、きみは風になる 」(作詞作曲・いよかん)


 東山トビオ・・・附け打ち。主人公。犬が苦手

 尾崎徹夫・・・・附け打ち。PAG(パタパタ・アート・グループ)の社長

 堀川作造・・・・附け打ち。

 清水元助・・・・附け打ち。人間国宝。95歳

 堀内 昭・・・・関西歌舞伎狂言方。元はグラフィックデザイナー。父の背中

       を見て、父に弟子入り。父が存命の時は、混乱を避けるため

         仲間内から「堀内ジュニア」と呼ばれている。

 衣笠大作・・・・京都市長

 三河犬之助・・・歌舞伎役者。裏鷲屋(うらわしや)

 三河右近・・・・歌舞伎役者。長唄三味線。東三河流家元。

 有田鯨蔵・・・・歌舞伎役者。屋号は有田屋。趣味はガラス割り。特に浴室の

         窓ガラス割りは、他の追随を許さない

         足蹴りで、ガラスの破片数の多さを競う「ガラワリ」を2024

         オリンピックフランス大会での正式種目を目指して頑張ってい

   る。

         2020東京オリンピック開会式での、足蹴りガラス割り披露

         パフォーマンスを目論んでいるが、大池都知事が猛反対で、

         目下、もめている。

         その仲裁に入ったのが、童謡「ガラス何故割るの」の作者で

         ある柄巣割税(がらす わるぜい)

         三人鼎談で、大池都知事は「もうお前はガラス割りより先

         に、粗暴さの面が割れてる」と叫んで、波紋を呼んでいる

 有田蛸蔵・・・・歌舞伎役者。有田屋。鯨蔵の弟子。明石市出身。

         明石焼きを愛する。実家はタコ焼きや「八方ふさがりこ」  

 有田海豚(いるか) 歌舞伎役者。有田屋。鯨蔵の弟子。体重120㎏から100㎏

         に減量に成功したが、鯨蔵から一言、「変わんねえよ!」

         と云われ、腹を思いっきりパンチされる

 片山走之助・・・歌舞伎役者。竹嶋屋。実父は、片山富蔵

         趣味は競馬。まもなく馬主としてデビュー。馬の名前が

         「丁稚誉れ(でっちほまれ)」

 村中神童・・・・歌舞伎役者。村中屋

 村中富成・・・・歌舞伎役者。村中屋

 元川輝太朗・・・歌舞伎役者。罧原屋

 元川虹光・・・・歌舞伎役者。罧原屋

 矢澤竹也・・・・義太夫三味線奏者。京都町家に住む。広島出身。文楽、歌舞

         伎両方の世界を知っている、伝説の男

 沢田三治・・・・京都タツミ舞台の棟梁。あだ名は「若頭」。京都市山科区在住

         来年、「京都山科区観光大使」に就任予定

 笠置明夫・・・・南座照明課長。通称「かっさん」

         ああ見えても、毎年妻の誕生日には、年の数だけの薔薇の花

         束を贈っている。

         30本過ぎた辺りから「もう年の数やめてくれる」と云われる

         翌年、20本薔薇を贈ると、「これって嫌味?」と云われ、

         お互いの心がバラバラになる。

         それ以来、「バラ」の言葉に異様に反応するようになる。

         だから、「バラシ」とか「バラ打ち」とかの言葉は本人の前

         では絶対に云ってはいけない。

         ちなみに、大好物は「ばら寿司」

 上桂寛子・・・・南座センタースポットライト担当。亭主は大阪北浜で美容

         室「カットイン」と割烹料理「汁(しる)エット」を経営。

         亭主の好物は魚で、特に「光りもの」が好き。妻の職業が影

         響しているのかは不明

 岩倉 椿・・・・南座調光室担当。岩手県宮古市出身。一晩で二升呑む酒豪。

         両親とも教師。父方祖先は、石川啄木を教えたと云われる郷

         土の志士

       小学校の時、給食の時間ふざけて、「鼻から牛乳」を行い、

         担任先生に叱られる。

         翌日、普通に口から牛乳飲んでいると、

         「いや、違うやろ!そこはもう一回ぼけて耳からとか目から

         牛乳を飲まな!」と駄目出し喰らう。

         大阪出身の先生の厳しい笑いの指導は、後年大学進学を東京

         ではなく、大阪にした大きな影響を与えた。

 新川真由子・・・南座音響担当。一見イケメン男子。聴覚は他人より百倍鋭い

         ああ見えても生粋の京都人

 小林伸子・・・・附け打ち評論家。今回歌舞伎マラソン解説に挑む。附け打ち

         全員のつけ音を聞き分けられる。附け打ち検定初代1級保持者

         財団法人「附け打ち」理事長。

         NPO法人「附け打ちを世界に」理事長

 新舘あきら・・・フリーアナ。歌舞伎マラソン実況中継アナ。立教大学卒

         立教大学管理「淀川ランプ邸宅記念館館長」

 いよかん・・・・人気二人組の歌手グループ。北浦太朗と森本隆。愛媛県松山

         市出身。繁華街「大街道」で路上ライブしている所をスカウト

         される。愛媛県立松山東高卒(旧制・松山中学)

         今回、歌舞伎マラソンの応援ソングを作詞作曲した。

         文豪夏目漱石「坊ちゃん」の小説舞台が旧制松山中学

         その縁で、大河ドラマ「走れ!坊ちゃん」の主題歌担当


 第2話 附け打ち、応援のつけ音

     創作浄瑠璃 「南座大道具・沢田兄弟物語」(作・矢澤竹也)

          義太夫三味線・・・矢澤竹也

          ツレ弾き  ・・・矢澤梅子

          お琴    ・・・福本松子



 東山トビオ・・・附け打ち。同志社大学文学部卒

 尾崎徹夫・・・・附け打ち。「附けの会」主宰

 沢田三治・・・・京都タツミ舞台・棟梁。その風貌から警視庁の前を通っただけ

         で三人の警察官に取り囲まれた。(警官の人数は諸説あり)

 沢田秀也・・・・三治の弟。京都御所病院に入院している

 矢澤竹也・・・・義太夫三味線奏者。京都町家ライブを自宅で開催。

 矢澤梅子・・・・竹也の弟子

 福本松子・・・・お琴の師範

 笠置明夫・・・・南座照明課長。有田鯨蔵を崇拝して同じ坊主頭にしている。

         散髪は、祇園商店街「パリン」

         カット担当が、自分が密かに恋心抱いている「阿国奈々」の

         父親だと云う事を、本人は知らない

 上桂寛子・・・・南座センタースポット担当。京都創造芸術大学卒。阿藤カオ

         ルと同期。座右の銘「もっと光を!」




 第3話 附け打ち、葬儀に参列

    名所 京都東山霊山観音


 東山トビオ・・・附け打ち。愛媛県松山市出身

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち。95歳。附け打ち唯一の人間国宝。

 清水輝美 ・・・その妻。50歳年下婚である。

 烏丸京子 ・・・清水家のお手伝いさん

 藤森理香 ・・・南座案内チーフ。独身。年齢不詳。

 新川真由子・・・南座音響係。MSC(みやこサウンドカンパニー)所属。

         初対面の人は、九割男と勘違いする。

 矢澤竹也 ・・・義太夫三味線弾き

 矢澤梅子 ・・・竹也の弟子

 福本松子 ・・・お琴の師範

 松岡 弘 ・・・関西大向こうの会「都鳥」会長

 小林耕三 ・・・ 〃   〃      会員。祇園界隈にテナントビル、

         町家を多数所有。個人資産五千億円を越える 

 笠置明夫・・・・南座照明課長。妻には給料全額渡さず、12万円だけ手渡し

         貯金は、五千万円を越えている。

        高校時代伝説ロックバンド「ソースフォー」結成。

         ステージで、500FQライトを自分の顔に当てながら歌う、

         パフォーマンスが大人気となる。

         その時の映像が、最近ユーチューブにアップされている

         歌った曲が「ピンスポット3台当てろや!」

         「フロント・シーリング全開!」

         「エッジ広げろ!」

         これらの曲は、レコード化されていない。         

         ファンの間では、幻の名曲と云われている。

         歌舞伎のつらあての現代版。

 岩倉 椿・・・・照明調光室担当。岩手県宮古市出身。なにわ芸術大学舞台芸術

         学科卒。趣味はスキューバダイビング。「人生もダイビングす

         る」と常日頃云っている。何にダイビングするのか本人しか

         知らない。

 上桂寛子・・・・南座センタースポットライト担当。趣味はマラソン。人生マ

         ラソンもトップを目指している。

 沢田三治・・・・京都タツミ舞台の棟梁。あだ名は「若頭」その風貌から、

         東京で、一日職務質問を十五回受けた記録がある。

        (回数は諸説あり)

         趣味は、風貌からほど遠い座禅、茶道、華道、日舞。

         日本舞踊は、「祇園流」家元直伝の師範免許を持つが誰も知

         らない。

         歌舞伎舞踊「高坏」(たかつき)の見事な下駄ダンスさばきは

         秀逸。

         密かに、鯨蔵に教えている

 沢田秀也・・・・三治の弟。肺がんで逝去

 佐々本肇・・・・京都タツミ舞台従業員。南座ブランドを使って鞄、財布、小

         銭入れ、岡持ちなど手作りで商品を作る。歌舞伎役者、関係者

         から絶大な人気を受ける。これで貯金は一千万円超える

 御池和美 ・・・祇園「御池」の女将



 第4話 (幕間1)附け打ち、神頼みする

    名所 三宅八幡(叡山電鉄「八幡前」)

       喫茶「フランソワ」(阪急電車四条河原町・木屋町出口すぐ)


 東山トビオ・・・附け打ち入門四年め。昨年は客席の盲導犬見て、附け打ちの

         つけ析を飛ばす。そのため、嵐山双龍寺で、修行する羽目になる

 藤森理香 ・・・南座案内チーフ。年齢不詳。三十歳説、四十歳説、五十歳説

         と諸説入り乱れている。独身。


 第5話 附け打ち、宙乗りに挑戦?

    名所 石塀小路(いしべこうじ)

    歌舞伎 「黒塚」「鵺退治(ぬえたいじ)」

    スペシャル歌舞伎「ミヤコカケル」(建国篇)


 東山トビオ・・・附け打ち。チワワなど、子犬でも駄目。大の犬嫌い。

 堀川作造 ・・・バツイチ。昨年、祇園「御池」の女将さんの紹介で見合いし

         て断られる

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち。昨年妻と離婚危機にあうが乗り越える。

 清水元助 ・・・95歳。人間国宝。バツイチで再婚。

 清水輝美 ・・・その妻、45歳。初婚。

 常盤利恵 ・・・附け打ちネットショップ社長。昨年附け打ち志願するも、女

         なので門前払い受けたが、そのままPAGに入社する。

 藤森理香 ・・・南座案内チーフ。妹はバツニ

 新川真由子・・・南座音響担当。聴覚鋭く、カラスと鳩の羽ばたき音を聞き分

         けられる。

 阿藤カオル・・・「アート・カオル」の女社長。照明、上桂寛子とは、京都創

         造芸術大学同期。宙乗り機構担当。

 藤川五郎 ・・・南座支配人。新潟三条市出身。趣味は防災ヘルメット被る事。

         同志社大学文学部卒。

         学生時代は、出身地と同じ、京都三条の三畳一間に下宿

         「只今、参上致します」が口癖。

         どこまでも「さんじょう」にこだわる

         新潟中越地震で、実家は半壊。両親はヘルメット着用で寝て

         いたので助かる。以来ヘルメットの重要性を説く

 笠置明夫 ・・・南座照明係。父親も同じ照明。二代目。先祖は、愛媛県内子

         でろうそく作りをしていた。(諸説あり)

         バンド音楽活動に夢中の頃、父(あだ名チキ)から「お前の

         バンドが大成する事を証明しろ」と云われ、証明出来ず、照明

         の道へ。

         その夜、寝床で悔しさのあまり「チキショウメイ」と叫んだ

         話は、業界では語り草になっている

 上桂寛子 ・・・南座照明センタースポットライト担当。

         亭主と財布は別々。へそくり1000万円。目指すは「笠置5000

         万円」である

 佐々本肇 ・・・京都タツミ舞台従業員。手製の鞄、財布が評判となり、有田

         屋のブログに写真をアップされて、大人気。これで一か月百万

         円稼ぐ。元は大衆演劇の座長。趣味は女装

 沢田三治 ・・・京都タツミ舞台、棟梁。あだ名「若頭」は、上方喜劇女優の

         藤川直美が初対面でつけた。

 白梅泰三 ・・・歌舞伎役者。女形第一人者。屋号「富士屋」。

         人間国宝。文化功労者。 

         人間国宝は年間200万円、文化功労者は年間350万円、国から

         支給される(一代限り。死ぬまで)

         年間合わせて550万円を若手歌舞伎女形育成塾「富士のたか

         み」経営に全額あてている。

         ちなみに、「富士のたかみ」顧問に京都タツミ舞台の沢田三

         治。参事に同じく京都タツミ舞台従業員名田本が就任している

         舞台照明検定初代1級、歌舞伎舞台装置検定初代1級保持者

         ムービングライトプラン、舞台美術プランも出来る


 第6話 附け打ち、劇場結婚式に参加!


 東山トビオ・・・附け打ち。犬嫌いは幼少の頃、犬乗りされた

 堀川作造 ・・・附け打ち。

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち。

 丸太町夫 ・・・附け打ち。電撃引退して、片山峰子と結婚する。

 福岡健太郎・・・附け打ち。神戸出身。阪神大震災で生き方変える。

 清水元助 ・・・附け打ち。通称「国宝さん」

 ジェフ  ・・・附け打ち。アメリカ出身。初の外国人附け打ち。

 清水輝美 ・・・元助の妻。元洋画家、モデル

 常盤利恵 ・・・最初は、附け打ちの広報として働く。国宝さんの自宅一階で

         始めた、附け打ちの店。これで全国展開、ネット展開事業を始

         めた。

 沢田三治 ・・・京都タツミ舞台棟梁。東京の美術家、演出家の間では、本名

         よりも「若頭」で通っている。

         最近、同僚佐々本の影響を受けて、新しい趣味「女装」を始

         める。さらに同好の者を作ろうと、照明の笠置に「お前も女装

         やれ」と半場強制的に云い出している。

 笠置明夫・・・・南座照明課長。京都河原町四条木屋町下がる「阿国」の女バ

         ーテン阿国奈々に惚れ込んでいるらしい。

         実は、阿国奈々が男である事を、本人はまだ知らない。

         沢田から「女装」の趣味に誘われる。まんざらでもない。か

         なり興味を持ち始める。

         踊りは沢田から、舞台化粧は、元大衆演劇座長の佐々本(大

         道具)から密かに習得している

 片山三左衛門・・歌舞伎役者。十五代目。竹嶋屋。本名三太郎

 片山峰子 ・・・三左衛門の実の妹。一回り年下。丸太と電撃結婚する。



 第7話 附け打ち、祇園バーで語りつくす


 東山トビオ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち。人間国宝。昨年十二月南座顔見世千秋楽での打ち

         上げ、附け打ちの連打は、今でも語り継がれている。滅多につ

         けを打たないから。

 丸太町夫 ・・・元附け打ち。祇園バー「マルサン」の新マスター

 片山峰子 ・・・丸太と結婚する。「マルサン」のママ。三左衛門の妹

 片山三左衛門・・歌舞伎役者。峰子の兄。初代「マルサン」のマスター

 片山光子・・・三左衛門の妻

 常盤利恵・・・附け打ちネットショップ社長




 第8話 (幕間2)附け打ち、犬の縫いぐるみを抱く

    名所 大瀧神社(犬神社)(JR琵琶湖線「河瀬」駅)


 東山トビオ・・・附け打ち。

 阿藤カオル・・・「アート・カオル」社長。舞台での特殊効果、宙乗り機構の

         業務を行う。年商15億円

 鳴滝清子 ・・・九十三歳。

 宇多野公平・・・鳴滝清子の執事



 第9話 附け打ち、ジョニーズ歌舞伎に参加!

    名所 三条河原、三条大橋、先斗町(ぽんとちょう)の床(ゆか)

       四条河原、四条大橋、将軍塚、清龍殿、レストラン菊水

       祇園祭宵山(七月十六日)

       奈良屋・町家

       

   歌舞伎 「ジョニーズ版・白浪五人男」(脚本・補綴 茶山一郎)

        演出 茶山一郎

        総合演出・総監修 ジョニー北大路


 京都ジョニーズの歌

 「京都男子!参上!」(作詞 茶山一郎 作曲 一乗寺 元 )

 「KJ夏★探そう青春」(  〃     〃       )

 「京都の青春」(    〃      〃    )

 東山トビオ・・・附け打ち

 北大路  ・・・ジョニーズ事務所社長

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 大西   ・・・南座舞台操作盤

 京都ジョニーズ・KJ

(大宮太陽、西院大地、山内海洋、野宮虹駈、滝口月見)

 星野浩子・・・西陣織着物デザイナー

 茶山一郎・・・作詞家、演出家

 丸太町夫・・・元附け打ち。今は祇園バー「マルサン」のマスター

 高川きみこ・・関西イヤホンガイド社長

 前谷美代子・・南座楽屋番。夫は北山の木こり

 岩倉貞吉・・・竹松東京演劇部プロデューサー。京都出身。実家は悉皆や

 新川真由子・・南座音響担当。楽屋入りの時、木村拓哉に間違われて百人の女

        子に取り囲まれる。




 第10話 附け打ち、合宿です

     名所 渡月橋(嵐山)(嵐電嵐山駅、阪急電車嵐山駅)

        京都八幡木津自転車道路(起点・嵐山)

        保津川、大堰川、桂川、松尾大社

     

 東山トビオ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち。通称「国宝さん」

 福岡健太郎・・・附け打ち

 ジェフ  ・・・附け打ち

 阿藤雅之 ・・・附け打ち新人。阿藤カオルの息子

 清水輝美 ・・・元助の妻。五十歳年下

 烏丸京子 ・・・清水家のお手伝いさん

 小林耕三 ・・・嵐山座のオーナー、支配人

         劇場には珍しく、隣接に画廊、美術館をも建設し始めている。

         莫大な資産を背景に日本画、西洋画、抽象画合わせて10万点

         をすでに収集している。

         美術界では、「令和の(松方コレクション)王」の異名を持

         つ王者として、有名である

 片山富蔵 ・・・歌舞伎役者 「竹嶋屋」

 片山富弥 ・・・歌舞伎役者 富蔵の弟子。「竹嶋屋」

 水田三夫 ・・・竹松関西演劇部所属。脚本家、演出家。最近の趣味はフラメ

         ンコ

 矢澤竹也・・・・義太夫三味線奏者

 犬養雅美 ・・・「ドッグヨガ&カフェ・わんわん笑顔」のオーナー

 紫竹宝石 ・・・嵐山こども歌舞伎に出演する子供。大の犬嫌い

 紫竹数子 ・・・宝石の母親



 第11話 附け打ち、こども歌舞伎に参加!

     創作浄瑠璃 「嵐山版・八犬伝」(作・矢澤竹也)

           「犬嫌い克服の段」(作・矢澤竹也)

 東山トビオ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち

 福岡健太郎・・・附け打ち。実は高校時代、笠置が結成したバンド「ソー

         スフォー」のメンバー。芸名は「50度」

         ソースフォーのネタ切りは玄人はだしで、密かに「附け打ち」

         「照明」の二刀流目指している

 ジェフ  ・・・附け打ち

 阿藤雅之 ・・・附け打ち。新人

 小林耕三 ・・・嵐山座支配人。自費で嵐山座を建設。劇場チェーン化を目論む

 片山冨蔵 ・・・歌舞伎役者

 十三代目片山三左衛門・・歌舞伎役者。十五代目三左衛門、富蔵の実父

 水田三夫 ・・・「嵐山版・八犬伝」の作者、演出家

 星野浩子 ・・・「嵐山座」の緞帳をデザイン。西陣着物デザイナー

 堀内 昭 ・・・関西歌舞伎狂言方。毎年12月町内の「火の用心」周りに参加。

         得意の析頭の音色で、町内の人々から絶賛される

 矢澤竹也・・・義太夫三味線奏者。広島出身。昭和45年(1970)大阪万博を母

        親と一緒に見に行く。民族音楽の祭典をお祭り広場で見学。そ

        の時、日本の楽器として、義太夫三味線が出て来なかった事

        にショックと不満を漏らす。

       「僕が、世界に義太夫三味線を広める」と母親に宣言。

       「どうやって広めるの?」と母親に聞かれて「アメリカのブロー

        ドウェイの舞台に立つ」と宣言。その夢は今も持ち続けている

        それ以来、好きな歌が「マイウエイ」特にフランクシナトラ版

        がお気に入りである



 第12話 (幕間3)附け打ち、大文字の送り火を見る

         名所 渡月橋(嵐山)・法輪寺(嵐山)・電電宮

            大文字の送り火(8月16日)

            (左大文字・鳥居形・船形)

 東山トビオ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 小林伸子・・・附け打ち評論家

 沢田三治・・・・京都タツミ舞台の棟梁。あだ名は「若頭」

         雑踏を歩いても、モーゼの十戒のように人々が両脇を開ける

         それでついた、もう一つのあだ名が「モー十」(もうじゅう)

         


 第13話 附け打ち、女ボスと会う

     名所 祇園甲部歌舞練場

        京都府立植物園

     音楽

     「祇園で逢いましょう」(作詞・円山たかお 作曲八坂光沢)

     「京都スタート」(作詞・清水元助 作曲・イチジョージ)

     「祇園パレ」(作詞・祇園濁音 作曲・花見浩司)


 東山トビオ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち

 清水輝美 ・・・元助の妻。五十歳年下

 ジェフ  ・・・附け打ち。実は、イチジョージの孫

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 鳴滝清子 ・・・女ボス。元清水元助の妻

 犬養雅美 ・・・清子の孫

 宇多野公平・・・鳴滝清子の執事

 丸太町夫 ・・・元附け打ち。祇園バー「マルサン」のマスター

 イチジョージ・・元米国進駐軍兵士

 堀内 昭 ・・・関西歌舞伎狂言方 南座案内係と結婚。プロポーズは「毎

         朝、目覚まし代わりに、僕の析頭を耳元で聞きませんか?」

         は、有名な話で、東京歌舞伎座関係者はもちろん、ほとんどの

         歌舞伎役者は知っている



 第14話 (幕間4)附け打ち展、始まる

 東山トビオ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち。通称「国宝さん」

 清水輝美 ・・・元助の妻。五十歳年下

 高川きみこ・・・関西イヤホンガイド社長

 丸太町夫・・・元附け打ち。祇園バー「マルサン」のマスター

 紫竹宝石・・・嵐山こども歌舞伎に出演

 紫竹数子・・・その母親

 小谷信吾・・・竹松東京本社代表取締役会長

 藤川五郎・・・南座支配人

     新潟県三条市出身。同志社大学文学部卒業。

        学生時代「ヘルメット同好会」を立ち上げ、大学当局に公認

        学生団体を申請。しかし却下。大学当局は、却下事由を

        「ヘルメットは学生運動を彷彿させる」

 亀原恵理・・・南座宣伝部。独身。元南座案内係。同志社大学文学部卒。卒

        論は、「歌舞伎観劇における、あくび回数と居眠りのリンク係数

        と偏差値総論」

        この卒論は、かなりの反響を呼ぶ。

 衣笠大作・・・京都市長

 今出川駒三・・京都府知事



 第15話 附け打ちの「まねき」上がる

     名所 南座顔見世まねき上げ儀式(11月25日)

 牧田迫幸 ・・・竹松関西演劇部室長 乍憚口上(はばかりながらこうじょ

        う)大まねきの、文案作成者。岡山大学卒業

         酒に酔うと、自分の右隣の人の頭をはたく癖がある

 東山トビオ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち。人間国宝。南座顔見世で初の附け打ちまねき上がる

 堀川作造 ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 福岡健太郎・・・附け打ち

 ジェフ  ・・・附け打ち

 堀内 昭 ・・・関西歌舞伎狂言方。

 鳴滝清子 ・・・女ボス。国宝さん(清水元助)の最初の妻

 高川きみこ・・・関西イヤホンガイド社長

 新川真由子・・・南座音響担当

 矢澤竹也・・・・義太夫三味線奏者。近頃は三味線の胴で出来た灯りを作って

         販売している。

         自宅町家の表札は、鼓で、郵便受けはバチでと、かなりこ

         だわっている。

 紫竹宝石 ・・・嵐山こども歌舞伎に出演

 紫竹数子 ・・・その母親



 第16話 附け打ち、南座顔見世歌舞伎興行に参加


     今年のテーマ「輝け!未来にかぶく」

     今年の顔見世テーマ音楽

     「都大路」(作詞作曲 いよかん)


     南座顔見世歌舞伎上演演目


       (昼の部)

     1 菅原伝授手習鑑・車引

     2 新皿屋敷月雨暈 魚屋宗五郎  

     3 仮名手本忠臣蔵 七段目 一力茶屋

     4 義経千本桜 道行 初音旅


       (夜の部)

     1 身替座禅

     2 伊賀越道中双六 沼津

     3 鳥辺山心中

     4 鳴神(但し、偶数日のみ上演)

     4 勧進帳(但し、奇数日のみ上演)

          (千秋楽26日は、知恩院野外歌舞伎で上演)


 有田鯨蔵・・・歌舞伎役者(有田屋)

 三河犬之助・・歌舞伎役者(裏鷲屋うらわしや)

 尾川菊七・・・歌舞伎役者(音田屋)

 三河団次郎・・歌舞伎役者(高蔦屋たかつたや)

 片山三左衛門・・歌舞伎役者(竹嶋屋)

 片山富蔵・・・歌舞伎役者(竹嶋屋)

 片山富弥・・・歌舞伎役者(竹嶋屋)富蔵の弟子

 片山走之助・・歌舞伎役者(竹嶋屋)富蔵の息子

 白梅泰三・・・歌舞伎役者(富士屋)

 中林半九郎・・歌舞伎役者(中林屋)

 中林吉之助・・歌舞伎役者(中林屋)

 堺田宗十郎・・歌舞伎役者(山鴫屋)

 鴨田修造 ・・・頭取

 東山トビオ・・・附け打ち

 清水元助 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 阿藤雅之 ・・・附け打ち

 丸太町夫 ・・・元附け打ち。祇園バー「マルサン」マスター

 丸太峰子 ・・・町夫の妻。祇園バー「マルサン」のママ。片山三左衛門の妹

 沢田三治 ・・・京都タツミ舞台棟梁 あだ名は「若頭」。本人曰く「わし

         は(若頭)ではなくて、(若白髪)」と親父ギャグを連発

        しかし、誰も笑わない。いや、笑えない

        「俺は、何でも知っている」が口癖。実際、個人のプライバシ

        ー生活にまで、知っている。ある意味、恐ろしい

        歌舞伎役者の京都での愛人、好きな舞妓、芸妓全て熟知している

 笠置明夫・・・・南座照明課長。高校時代伝説のロックバンド「ソースフォ

         ー」結成する。ボーカル担当。(メンバー芸名は、10度、19

         度、26度、50度)笠置は10度。

         京都円山公園野外音楽堂にも出演する。デビュー曲

        「ライトカーテンは108台」(A面)

        「5下げてくれるかな」(B面)

         は、そこそこヒットしたらしい。

         当時、「歌って踊れる照明マン」目指していた。

         それを客席通路で、警備員のバイトで見ていたのが、沢田三治

         しかし、2曲め「緞帳バンドア、もうちょい右」、3曲め

        「1.5Kw(テンゴ)FQに代えろ!」が連続でヒットせず引退を

         決意する

         ちなみに4曲めの未発売レコード「カーテンコールをもう

         一度」は、かなりの秀逸。発売が期待される

 友川卓也・・・・南座照明・調光担当。愛媛県今治出身。実家は今治タオル製

         造工場。最近は中国人50人雇って急成長。

         今治タオル「友川」ブランドで、東京日本橋三越で売り出す。

         歌舞伎の絵柄を入れたタオルを東京歌舞伎座、木挽町広場

         ショップでも売り出して大儲けしている。年商20億円

         趣味の鞄、財布作りも順調に販売路を広げている。

         高島屋(東京日本橋)、GINZASIX(銀座)と主に東京中心で

         販売している。年商3億円

         自宅は大津だが、自分専用の趣味の鞄作り工房を、四条木屋

         町下がる、高瀬川沿いの町家に決め、一軒購入している。嫁に

         は内緒。

         その工房でアルバイトを始めたのが、阿国奈々。

         その奈々を好きなのが笠置。

         この三角関係を知っているのは奈々だけで、笠置、友川は知

         らない

 高川きみこ・・・関西イヤホンガイド社長。自宅で犬を10匹飼っている

 犬養雅美 ・・・「ドッグヨガ&カフェ・わんわん笑顔」 社長

 片山雀郎 ・・・元歌舞伎役者。走之助の元付き人

         祇園「雀 すずめ JACK」経営

         経営は順調で、京都で祇園、木屋町二店舗。

         近日、東京五輪に合わせて、五店舗(東銀座、下北沢、高

         円寺、中目黒、白金台)同時オープンの破竹の勢い。年商30憶

         円

         趣味。歌舞伎役者の物まね。特に15代目片山三左衛門は秀逸

         


 第17話(大詰) 附け打ち、野外歌舞伎興行に参加

     名所 知恩院、三門、男坂


     上演歌舞伎

     1 女殺し油の地獄

     2 勧進帳


 片山三左衛門・・歌舞伎役者(竹嶋屋)

 堺田宗十郎・・・歌舞伎役者(山鴫屋)

 尾川向日葵・・・歌舞伎役者(音田屋)尾川菊七の息子

 有田鯨蔵 ・・・歌舞伎役者(有田屋)

         実は、大の高所恐怖症。

         南座で「楼門五三桐」の石川五右衛門の役で、南禅寺の山門

         の設定の二階建ての舞台装置で、あの有名な台詞「絶景かな、

         絶景かな」が云えず、思わず、「こええかな、こええかな」と

         声を震わしながら叫んで、稽古中断する。

         タツミ舞台の棟梁、沢田(若頭)を呼びつけ、「柱、今すぐ

         三尺(約90㎝)切れ」と睨みつける。

         しかし、沢田は「なんじゃい!その、人に物頼む時の言葉使

         いは!出来ひんかったら、願掛けて清水の舞台から飛び降り

         ろ!わしが背中押したるさかいに!」

         と逆に眼光鋭く睨み返される。

         実は、沢田は、鯨蔵をボコボコにした主犯格の、ライオンと

         は親友の仲。(祇園事件)

         それを知っていた鯨蔵はすぐに、土下座して「切って下さ

         い」と懇願する。

         「また、しょうもない睨みするんやったら、お前の首もつい

         でに切ったろか」

         と云われ、余りの恐怖に、鯨蔵はその場でおしっこをちびる

         沢田は云われた通り、柱、三尺切って低くする。

         それ以来、鯨蔵についたあだ名が「三尺衛門(さんじゃくえ

         もん)」または「三尺」と呼ばれている

 片山走之助・・・歌舞伎役者(竹嶋屋)富蔵の息子

 清水元助 ・・・附け打ち

 東山トビオ・・・附け打ち

 尾崎徹夫 ・・・附け打ち

 堀川作造 ・・・附け打ち

 沢田三治 ・・・京都タツミ舞台棟梁 あだ名は「若頭」

         東日本大震災の時には災害ボランティアとして活動。しか

         し、その風貌から通報されて一時検挙される

         その事件を切っ掛けに、岩手県宮古市出身の岩倉椿(照明)

         と親しくなる。

         実は、沢田は、岩倉椿に惚れている。しかし、岩倉椿は全く

         気付いていない。

 鴨田修造 ・・・頭取。元歌舞伎役者。昨今歌舞伎公演が増加したが、頭取不足

         竹松東京本社演劇部から、頭取への転向を打診される。

 堀内 昭 ・・・関西歌舞伎狂言方。父親も同じ職。二代目。父親もいた頃

         は、二人を区別するために「堀内ジュニア」と呼ばれる。

         父他界後も、そのあだ名は残る。元グラフィックデザイナー

 笠置明夫・・・・南座照明課長。最近、爪マニュキア始める。

         小指#17(ピンク)、薬指#21(赤)、中指#45(黄土色)

         人差し指#59(緑)、親指#88(紫)で足だけにしている。

         手の爪だとばれるから。だから、控室で足袋に履き替える時

         だけ、細心の注意をはらう。

         勤務中に色ブック帳見るのは、仕事のためではなく、爪マニ

         ュキアのため。と云う事を同僚は知らない。しかし沢田三治だ

         け知っている

 上桂寛子・・・・センタースポットライト担当

         大学時代、京都河原町カラオケボックス「ガンバルジャン」で

         縄跳びして部屋を走りながら、中野サンプラザのヒット

         曲「Runner」を歌って部屋のスピーカーを壊してしまう

         そこでバイトしてたのが、音響の新川真由子で、すぐに駈け

         つけて修理して寛子を助ける

 岩倉椿 ・・・・照明・調光室担当。大好物は魚の「ホッケ」

         関西には売っていないのが、唯一の不満

         趣味のスポーツは、スノーボード、アイスホッケ(ホッケー

         ではなくて、ホッケ。球の代わりに、凍った魚のホッケを転が

         す競技。宮古市が発祥とされる。(諸説あり)

         地元では、2031冬季オリンピック札幌大会での正式種目を目

         指している。

         他県から来た観光客は、凍ったホッケを転がす競技を見て、

         表情、顔が凍っていた)

 矢澤竹也・・・・義太夫三味線奏者。長年東京に住んでいたが、語り、義太夫

         三味線両方を行う「町家ライブ」をするために、京都に引っ越

         す

         趣味は引っ越し。これまで35回引っ越している。

         「お相手のおなごはんをも、引っ越しは堪忍ええ」と内縁の

         妻からやんわい釘刺される

 矢澤梅子・・・・竹也の弟子。ツレ弾き

 福本松子・・・・花見流家元。筝曲師範


 長唄お囃子連中


※登場人物名、団体名は、架空の物であり、現実には存在しません。

                   (と一応しておこう)


 舞台にいる男 2

         ~挑戦篇~

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舞台にいる男 2 ~挑戦篇~ 林 のぶお @nh55

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