今回私が書いている小説「舞台にいる男 京つけ打ち伝」は、歌舞伎のつけ打ち職人の話である。
世の中には、一度も歌舞伎を見た事ない人が多数いる。
まして、「つけ打ち」と云う、かなりマニアックな部類のお仕事小説。
全く歌舞伎も舞台も知らない人にこそ読んでもらいたい。
だから、そんな歌舞伎知らない、つけ打ちわからない、歌舞伎って退屈で面白くないと云う先入観をお持ちの人にこそ読んでもらいたいのだ。
これは、何も歌舞伎脚本でも歌舞伎シナリオでもない。
歌舞伎興行に携わる1つのセクションである「つけ打ち」の話である。
若き主人公が、様々な失敗を繰り返しながらも、頑張って仕事に励む、いわば、全てのお仕事小説に通じる「人生応援歌」でもある。
読んでもらえばわかるが、決して退屈な、難しい小説ではありません。
ユーモアあふれる小説です。
物語の背景は京都が舞台。
最近、京都を舞台にした小説が巷に溢れています。
それらといかに、差別化を図るか。作者としては悩むところです。
読者の皆さん、一度読んでみて下さい。
読者の皆さんを引き付ける素敵な惹句、コピーないですかねえ。
これも悩んでます。もしあれば、ぜひ教えて下さい。