獣、姫と騎士、バトル展開、バディ、色々な要素がギュッと詰まった魅力的な一本でした!
捕らわれたお姫様を救う、という表現が似合う現代のおとぎ話だと感じました。ヒロインが笑顔になるって素敵だと思います。
最初から黒い羽と月の光のコントラストが演出されていて視覚的な表現が上手いなあと感じました。こむさんの書くものには抑圧的な環境からの解放が根底に見られるものもあるのですが、本作はまさに主人公が行動を起こす時に「走る」「跳ぶ」というアクションが強調されていて面白かったです。