奇想天外!温泉ファンタジー(え、実話?)

初めに言っておく。何話か読み進めるうちに、日常の挨拶を間違えそうになる。明日の朝この挨拶(読めばわかります)をしたって、ノッてくれるのは本作のファンか一部の関西人くらいなので注意するように。

温泉施設の従業員である作者様が、ご自身の実体験をもとに語る、温泉施設に現れる珍客たちのオンパレード。
寡聞にして存じませんでした、温泉施設がこんなにもネタの宝庫であったとは!

お客様には直接言えないような心の叫び&ツッコミが、ここぞとばかりに解放され(それでもまだ作者様の胸中にしまわれているものはありそう)、文中に気持ち良ーく響き渡っています。浴室内だったら、ものすごく反響するだろうなぁ……。

でも珍客たちをバカにしているわけではなくて、温泉施設を正しく楽しんでほしいという作者様の愛情や配慮が伝わってきます。さすが接客業を長年されている方。
この作品、全国の温泉施設に読み物として置いてほしいですね。

みんな守ろうぜ、温泉マナー!

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