量子の樹が抱く無数の可能性とは

並行世界の扉を開くべく杉山昴は量子演算処理を繰り返す。
どうしてもあるところで処理が止まってしまう原因に悩む彼に、仲間の赤坂百合花が声をかけるが……。

並行世界に憧れを抱くわたしたちの目をハッと覚ましてしまうようなお話でした!

昴と百合花が奇妙な惹かれ方をするのも、それを嫌悪するのも、描写が丁寧でよく伝わってきました。

扉を開きたいと望んだ世界が理想郷とは限らない。
そしてそれぞれの世界が不干渉であることが、様々な摂理の基盤であるという気持ちになりました。

昴の行動は正しかったと支持したいと思います!^-^