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概要
タイプの違う僕らは同じ金星を夢見て探していた
「月と金星は女の星らしい。あの美しさに勝るような女性と僕らは出会うことができるのかな?」
8月10日、17歳の夏、参加したキャンプで同じテントとなった誠太郎、雅伸、飛鳥は最終日の海辺で見た月と金星の美しさを糧に日々を孤独に生きていた。ニートを経験しフォトグラファーになった誠太郎、出世街道を進み続けるエリート商社マンの雅伸、華やかな美容業界で名を上げた飛鳥、もともとタイプの異なる3人だったが同じ街にいながら再会することもなく30歳を迎えた。その30歳の年、3人はそれぞれの場所で同じひとりの女性に恋をしたことで再会していく。ネイビーの瞳をもちフリージアの香りを放つ彼女の名前は久遠 海。ホロスコープで占うとどうやら月と金星がコンジャンクション(重なった状態)の日に生まれたらしい。
海はいつも言う
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