さようならとは、決別という意味ではなく。明日に向かう心意気。

時間に追われていく大人たちへ。
ふと、そんな言葉がよぎりました。舞台は学校。時間は夜。仕事が終わって教室で見えた風景が描かれていきます。
どこか取り残されているような寂しさを感じさせる中で浮かび上がる夜空の華。
切り取った今を、そっと誰かに送っています。
それは誰にむけたもの?
メールの相手は分かりませんが、今の自分を切り取り送っている。

人の意志とは関係なく進む時間の中で、何かを求める心は先に進む。でも、どこか取り残されている感じもする。

ただ、今日にさよならをして、明日に『はじめまして』という。

それでもとにかく進んでいく。

さて、いくか。

読み終えたときに、そんな言葉を自分にかけていました。