読了後のレビューです。
目には見えない何かを、皆様は見たいと思いますか?
私は怖くないものなら見えたらいいなって思っています。
主人公はみんなに見えないものが見える男の子です。そしてとある出会いから始まっていく不思議で、大切なことを教えてくれる物語の流れ。
本編はもちろん‼︎なのですが、大いに盛り上がっているコメント欄にも注目です。物語登場時、主人公を困らせてしまう子なのでは⁉︎と思っていた、とあるキャラの人気っぷりを始め微笑ましいコメントが寄せられています。
楽しいひと時を約束してくれる物語です。皆様も是非、不思議クラブに入って、大切なもの探しを始めてみてくださいね☆
主人公の光太くんは、不思議な存在が見える男の子。
そのことでちょっと変人扱いをされたりするのだけど。
転校生のマヨちゃんが登場することで、彼の生活が変わります。
いつも光太くんをいじめていた十勝君も仲間に加わり、彼らは朝霧小学校校区で起こる怪異の解決に乗り出します。
力が強い子が、どうしても優位に立ってしまう小学校時代。
それでも、「知恵」が問題解決に活きるときが来るでしょう。
勇気のある子の発言が、事態をひっくり返すこともある。
誰かを大事に思う力が、周囲を動かすこともあるでしょう。
そんな。
大人になったら少し薄れてしまうような感覚を、この物語は思い出させてくれます。
小学生にも。
そして、大人にも読んで欲しい一作です。
ふつうの人には見えないモノが見えるせいで、周りから少し浮いてしまっている光太くん。
けれども、光太くんと同じく、不思議なモノが見える転校生・マヨちゃんと出会ったことで、光太くんの日々に変化が……。
妖怪などが出てきますが、ほのぼのと優しい雰囲気が全編に漂っている素敵な物語です。
見える光太くん、マヨちゃんだけではなく、「見えない」立場の十勝くんも、一緒に不思議な事件に立ち向かっているのが、この作品の素敵なところです。
元気なマヨちゃん、見えないのに猪突猛進に突き進もうとする十勝くん、二人を止める役だけれども、芯は一番しっかりしている優しい光太くん。
三人の毎日はわくわくはらはらでいっぱいです!
個性的な三人の冒険譚、ぜひご一読を!
不思議なものが見えてしまうことで、周囲と馴染めず、ボッチになってしまった光太。そんな彼は写生大会で、つい他の人には見えないものを絵に描いてしまい……
意地悪なクラスメイトに、明るく元気いっぱいな転校生。
かわいい妖怪や頼りになるおばあちゃんなど、多彩なキャラクターが魅力。
主人公たちは小学生ですが、一風変わったきっかけで恋に落ちる十勝くんの活躍ぶりは、コメント欄でも大人気です。
わいわいほのぼの。そして、ほっこり、じんわり。
短話形式で進んでいく物語は読みやすく、オチがしっかりあって面白いです。
動物や妖、子どもが活躍するお話が好きな人は、きっとハマると思います。
他の人には見えない幽霊やあやかしが見えてしまうことで、嘘つき呼ばわりされていた小学生の光太。
ひょんなことから、同じように「見える」転校生・真夜子と仲良くなったことで、人ならざるものたちと楽しく触れ合うドタバタの日々が動き始めます。
児童向けではありますが、王道をしっかり踏襲したストーリーは、大人が読んでも楽しめること請け合い。
丁寧で大変読みやすい文章と、生き生きとした個性豊かな登場人物たちが、優しい世界を彩っていきます。
私の推しは、元いじめっ子の十勝君。
彼は「見えない」人なのですが、一度信じたことは信じ抜く、真っ直ぐで熱いハートを持った男の子です。
彼ら三人と、喋る猫の「チョコ」を加えたメンバーの掛け合いが軽妙で楽しい。
たくさん笑えて、ほっこりと胸が温かくなる。
ずっと読んでいたいと思える物語です。
霊や妖怪が『見える』ちょっと内気な小学生の光太と、明るく活発な転校生の真夜子。そして三人の中で唯一『見えない』ガキ大将の十勝くん。そこにちょっとドジなネコマタのチョコも加わって、三人と一匹の友情と成長が連作短編形式でいきいきと描かれています。
木の精とのふれあい。人食い自販機の謎。病気を運ぶ鬼との対決。
どのエピソードもわかりやすく、けれどけっして説教くさくなく、大切なことを大切なまま心に届けてくれます。
もしも子どものころに出会っていたら、きっと宝物になっていた。そして大人になった今は、どこかに置き忘れてしまったものを思い出させてくれる。
とてもあたたかく、やさしい眼差しで描かれている物語です。ぜひ、読んでみてください――!
だってまず、読んでる私が大人ですからね。
だけどもちろん子どもにも安心してお勧め出来る内容となっております。
親御さんも安心して読ませてあげてください。
主人公は不思議なものが『見える』タイプの男の子。そこに同じく『見える』女の子と――……、これぞガキ大将!的な『見えない』男の子が加わって、さらにさらに可愛いにゃんこのマスコットまで!!
もうこの登場人物達がですね、個性的でキャラが立ってて良いのです。
特にこの『見えない』男の子!完全に戦力外かと思うじゃないですか。これがアナタ、もう最高のスパイスなんですよ。コメント欄でも大人気です。
児童向けかと侮ることなかれ!どきどきわくわく、ちょっとほろりともくる、素敵なお話となっています。
これ、小学校の図書館に置きましょう!
いかがですか、全国の校長先生っ!!!
内気な小学生・光太は霊や妖怪が見える。
ある日、写生大会で同じように霊の見える真夜子と出会い……。
主人公の光太はぼっちだけど真っ直ぐで、真夜子は彼をぐいぐい引っ張る活発な子。
そんな二人が喧嘩しながらも、いじめっ子な十勝と奇妙なトリオとなって不思議な事象に出あっていく。
綺麗で優しい文章。心情描写も丁寧で、すっと物語に溶け込むように読みすすめてしまいます。
読者対象年齢を小学生あたりに置かれていると思いますが、その時期にぶつかる壁や悩みの問題解決になるようなヒントが暗に埋め込まれていて、この作品を読んだ子供たちはきっと何かを感じることでしょう。
続きも楽しみにしております。
執筆頑張ってください。(人食い自販機を調べに行こうまで拝読)