このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(166文字)
昔話かとおもいきや……という展開になるので秀逸な童話かな。参りました。
駄目だわ、こういうお話、素直に泣けるんです。
和尚さんの前に突然現れた子狐。お互いひとりぼっちだから一緒に過ごすことに。楽しい日々に芽生える絆。そして・・・動物が登場しただけで涙腺がもろくなる私は案の定でした。優しいお話に心をうたれまくりです。
和尚にとって子狐はどんな存在だったのでしょうか。子に友人にペットに孫。その思いを知ればこの気持ちは静まってくれるでしょうか。芍薬の花言葉は「幸せな結婚」、例える姿は佇む美人。ただ来世における子狐にそれが叶うよう祈るばかりです。
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