概要
贈り物、歓迎されたみたいです
公園を散歩していると、花壇に向かってお辞儀をしているひとがいた。そこは公園の隅っこで、陽当たりも悪く、人気はない。もはや花壇ではなく茂みだ。
そうこうしているうちに、そのひとの背後にさしかかった。極彩色が目を貫く。一粒のキャンディが繁茂する草木の根もとに転がっていた。先ほどのお辞儀はこれを置いた所作らしい。
そうこうしているうちに、そのひとの背後にさしかかった。極彩色が目を貫く。一粒のキャンディが繁茂する草木の根もとに転がっていた。先ほどのお辞儀はこれを置いた所作らしい。