やっぱり悲しいよ───

お婆ちゃん子にとって、祖母との想い出には特別な琴線がある

この物語は、祖母ではなく曾祖母との思い出
作中では「ひぃばぁ」と呼ばれていた

恐らくは、私と作者様とは世代は違えど、思い出の時期は同時期と思われる。

このひぃばぁ様は、当時としては稀有であったであろう恋愛結婚だったと聞かされていた。

私の祖母の場合は御多分に漏れず、嫁貰いの手が来た当日になって初めて結婚相手(私の祖父ですね)の顔を見たという話をしていた。
その結婚相手である祖父に連れられ出立の時間になるまで竈屋の隅に隠れて泣いたと言ってたが、どこの娘さんも大体そんな感じであっただろう。

米寿を超えて亡くなった際には「おめでとう」と声をかけるそうだ
天寿を全うした
そういう意味だという

お別れの日も明るく送り出す
でも、やっぱりお婆ちゃん子は……悲しいよね✨

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