与えられる時間はたったの3分しかない

「たった30円」という切羽詰まった状況から導入して、主人公の置かれている状況の説明に入る流れが秀逸。客観的な状況と、そして主人公の気持ちがしっかり伝わってきて、それも「30円」という制約がこそ浮き彫りにしていてうまい。
と、テクニカルな感想になってしまったけど、小説として読後感も素晴らしく、温かい気持ちになれる一作だった。

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