最も有意義な30円の使い道

作者 三上 エル

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★★★ Excellent!!!

30円、それで何ができるか想像した時に駄菓子程度にしか感じなかった。
元々はもっとあったはずの額でさえ大人にしてみれば、飲み会1回、ちょっと外食しに行ったらすぐに飛んでしまうだろう。
それでも残った30円を大切に使うためにいっぱい考える。

純粋な気持ちで読んで欲しいと思います。
健気な姿に心を打たれるお話だと思いました。

★★★ Excellent!!!

 この上なく有意義な使い方である。主人公の母親が口にする台詞が、大人の都合を子供に押しつける(または誘導する)ように思えてならないだけになお本人の言動が光る。状況からして決してほいほい思いつけることではないだろう。精神一統何事かなさざらん。

★★★ Excellent!!!

どうして30円しか残らなかったのか。これは巧妙に仕掛けられた謎解きの物語かと、息巻いて拝読いたしました。読了後に、ああっ、そういうことか! と納得した途端、知らず涙が浮かんでいるではありませんか。練り込まれた2,000文字。これほど心を動かされる物語に出会えたことに感謝です。

★★★ Excellent!!!

「たった30円」という切羽詰まった状況から導入して、主人公の置かれている状況の説明に入る流れが秀逸。客観的な状況と、そして主人公の気持ちがしっかり伝わってきて、それも「30円」という制約がこそ浮き彫りにしていてうまい。
と、テクニカルな感想になってしまったけど、小説として読後感も素晴らしく、温かい気持ちになれる一作だった。

★★★ Excellent!!!

最後の三分間。
その時間が、相手にとって掛け替えのない最高に幸せな時間になること。

最後の一言が、きっと一生の宝物になるであろうこと。

主人公は気づかないかもしれません。
けれどきっと。
30円が紡ぐ時間は、プレゼントと同じ、もしくはそれ以上の至福になるであろうことを。

私達、読者だけは知るのです。

★★★ Excellent!!!

30円で何ができるか。
これ、意外と少ないですね。たぶん駄菓子は買えるでしょう。ブラックサンダーも買えるかな?
でも、親が一番喜ぶのはたぶんこの使い方です。
最初のうちはコミカル、だけど最後にちょっとじわっときます。

ほんのり甘く、ちょっと切ない。KACのお題でこれだけ良いお話を作るとはさすがです。