そのビルには何かある

警備日報に書かれていたのは、一人の男性の常軌を逸した体験だった。

警備の仕事に希望と誇りを持っていた彼が何故狂気へと駆り立てられたのか。

詳細な業務内容と心理描写によるリアリティーは、読者を心胆寒からしめるであろう。

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