世界のカタチは、それを見る人が決めているに過ぎない

「赤は止まれの色だから夕暮れ空は止まっているはずなのに、夜はいつの間にかやってくる」

この言葉が大好きです。子どもの豊かな発想力だけでない、深い何かを感じずにはいられません。

私は哲学が好きでたまーに上澄だけ啜っているのですが、本作はこういった「物事の本質」を考えさせる力があるように思われます。

線はあるのか、あったとして、守るべきなのか。ない方が幸せなのか。線がある、と信じて疑わない自分を疑う必要はないのか。

次出会うことがあれば、また違う気づきがある。そんな果てしない深みのある作品です。心からお勧めします!

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