悪夢を食べに来たという少女に導かれ、少年は目覚めの時を待つ。 夢の旅路の先にあったのは、帰りを待つ温かい居場所。
読み終わった後に、泣きそうになってしまいました。途中で視点が変わるところでは、意表を突かれました。視点が変わることによって、物語も一層面白くなるのだな、と思いました。本当に素晴らしかったです!!
すっと引き込まれる癖のない文章。次は次はと読み進めざるを得ない不思議な引力。大切な人を悪夢から守る、愛の物語。ハッと意外、かつ爽やか。素敵な読了感をありがとうございました。
「最高の目覚め」でこのストーリーを作れるのは、マジ半端ねっす。夢の世界の描写の多彩さに、ごくりと飲み込まれそうになってしまいます。なんと卓越した筆力! とても四千字以内で纏まっているとは思えない密度です。物語の構成も、素晴らしいの一言。摩訶不思議な雰囲気を醸し出す序盤から、きちんとストーリーを収束させていく終盤へ繋がっていく見事な流れは、まるで一枚のアルバムを聴き終えたような満足感を与えてくれます。さあ、あなたも頭をからっぽにして、この巧みな夢の世界に飲み込まれていきましょう。ごくりんこ。
俺思わず拍手!
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