理系くんと文系さんの、程よい距離感がすごく良い。放課後の教室、こんな会話をしている二人を、隅っこの席から眺めてみたくなりました。彼らはそれぞれ見てる世界を共有して、互いの良さを認め合おうとしています。その様子がいじらしいというか、純朴で素敵に思えました。同時に自分の高校生活を思い出して、ノスタルジックな気持ちにもなりました。高校卒業後のオトナの皆さんにも、オススメです。
★3付けるか迷いましたが、これからの期待を込めて★2にしました。こんな感じのストーリーって、どこまで読者を揺さぶれるかが勝負だと思うんですよね。揺さぶりすぎたら離れるし、かといって揺さぶらなくても離れる。駄作ばかり書いている自分なのでこのコメントもどこまで真理を突いているか怪しいものですが、これからこの作品を見守っていこうと思います。