夏目漱石の掌編集「夢十夜」にインスパイアされた本作は、月がテーマになっています。換骨奪胎あり、オリジナルありの盛りだくさんです。あなたの月を見つけてみてください。
読み専です。最近書く人になりつつあります。 素敵なお話を求めて三千里……。 自称書く人応援隊長の永谷 瞬(ながや しゅん)です。 気まぐれに、渡り鳥の様に読…
普遍的に存在する月を綴る幻想小説。高い描写力と技術で描かれる情景描写は幻想的で美しく、時間を忘れて読むことに没頭させられます。作者の他の作品も読みたくなる、そんな魅力あふれる短編集です。
月は言わずと知れた神秘的なモチーフで、それこそ今までも絵や文章で描かれてきました。だからこそ書き手の技術の影響を強く受けるのでは、と本作を読み気づきました。作者様のとても優しい言葉遣いに時に涙し…続きを読む
一話一話、寝物語に読ませて頂きました。どのお話にもお月様が居て、綺麗で、優しい印象があります。また眠れない夜に訪れて、カーテンの向こうのお月様に思いを馳せたいと思いました。
夏目漱石の『夢十夜』のような、幻想的な短編集です。巧みな筆致の中、夢のような不条理さと神秘が全編を貫いています。月という「時代や空間に関係なく、夜空を見上げればそこにあるもの」というモチーフが…続きを読む
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