物語って、悲惨な程にのめり込むんですよね。そんな観点から言うと、シェークスピアの名作には及ばない。でも、掌編としては良く仕上げている。文章も読み易い。コーヒーブレイクには最適。作者も肩の力を抜いて書いたと思う。でも、短編にはMAX2つが信条なんで、3つの星は付けません。
短編ラブコメ小説です。ロミオとジュリエットな関係の二人が、コミカルな会話で進行していく物語。会話のみで構成しているので、テンポがとてもよく読み易い作風でした。台詞の軽さが、掛け合いを楽しく演出しています。内容はロミオとジュリエット的なものなので、幸せ溢れる感じではないのに勢いが面白く読んでしまいました。ちょっと不思議な感覚です。シェイクスピアの四大悲劇に「ロミオとジュリエット」が入っていないのは、ラブコメに出来ちゃうからかも知れませんね!
会話文のみで構成された楽しい一編。二人の会話から伺えるとぼけた人柄から悲劇に終わりそうにない感じが途中から漂ってるんですけどね。ネタバレ禁止だけど、このタグだからええやろ?
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