「梟」の名がかたるもの

とある時代の日本。領主と、領主に反逆した父親の間で板挟みになった主人公は、父と合流して領主を討つか、それとも領主に赦しを請いに行くか、どちらにせよ成功しそうにもない選択を迫られる。そんな彼によこされた「梟」の指示とは――、

その答えは本編を読んでいただくとして、父が挙兵し、あの「梟」の決断に至ったかはもう少し気になるところでした。でも、きっと立派なお父様だったのでしょうね……主人公の心情を思うと、なんとも苦い後味の作品です。