読み終えた今でも鳥肌が収まりません。幼馴染で恋人の雪菜がいなくなった。その現実を受け入れられない主人公はとある行動に出る。この闇はかなり深いです……戻って来る自信の無い方は入らない方が無難です。
メナシチカフとはなんでしょうか、気になったら、本文をみてみてください! ネタバレになるので、結末に触れられませんが……言いたいです。面白かったです!
恋人の雪菜。『メナシチカフを見に行く』と言って消えた彼女。彼女を探して、彼は雪の中を歩く。探しているのは彼女の──***『深淵を覗いた時──』という言葉を知っているだろうか?彼にとっては、まさにメナシチカフは深淵である。彼女にとっては、メナシチカフは──怖い。怖いよ。芯から冷える寒さを感じるよ。吹雪の寒さではない。風のない新月の夜にただ溜まった底冷えの空気みたいな……とにかく、シンとした寒さと怖さ。ミステリ好きにはオススメ。読んで。一緒に凍えて。
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