おどろおどろしいイメ-ジを想像して読むと、可愛らしい表現に癒されるという、なんとも不思議な魅力がつまった短編集です!
ベルギー近郊のドイツ在住という地の利を生かして、ドイツ語やフランス語の文献も読みながら、一味違うヨーロッパ歴史小説をお届けいたします。 私は昔から何故か歴史…
私は私、だけど死んでいる。それしかわからない死人ちゃんは歩く。でもずっと歩き続けるわけではなく、止まって休んだりお風呂に入ったり、景色を見たり。女の子の一人旅を上から眺めている感じ。とても可愛くて、…続きを読む
短文で気軽に読めてしまう新感触小説。死人の語り口調が淡々と続いていく中、不思議な世界観でお話しが進んでいきます。短くあっさりと書かれたこの小説、目に浮かぶ風景が美しいです。
一話一話が短いのにノスタルジックな印象を読者に与えます主人公は死人のようですが、考え方や感じ方や行動パターンが人間そっくりで、死んでいても生きた人間と変わんないじゃんと思いました。まだ21話な…続きを読む
「死人」の目線で描かれる斬新な設定、日記みたいな形で読みやすいです。しかし、どうにも謎が生まれる作品で、シンプルなのですが、妙にドキドキするのは私だけではないはず。シンプルな文章だからこそ、徐…続きを読む
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