夢と希望に『ギミック』を

『ギミック』。題に出てくるこの単語、読者諸君は「ん?」と反応されている事だろう。
そう、本作はこの言葉が重要だ。

私達は一体何を見ているのか。何を考えているのか。人類の向かう先は?

物語は非常に読みやすく書かれている。
まずはページを一枚捲ろう、諸君。
恐れる事は無い、光の向こうへ進め。

作者は読む者に『ギミックをしかける』。
夢のような、淡い光。

そして君達は、本作を読み終わる時、気が付かぬ内に感嘆の息を漏らすのだ。