それは世界を巻き込む一つのギミック

人間が脳内に端末を埋め込むようになった時代、一人の青年が出逢ったのは意思を持つ人工知能であった……。

嫌味たらしい、けれど何処か憎めない人工知能、その名もギミック。

ギミックは仕掛ける。世界へ、誰かへ、彼へ、誰もへ、――――そしてもちろん、あなたへ。

読み進めるうちに、読者は必ずこの物語に惹き込まれる。そして、思うだろう。

あぁ、『世界はこんなにも美しい』と。


優しきギミックの仕掛けを、どうかあなたも見届けて欲しい。彼が何を変え、どう変わったか。その答えをギミックと共に。