たった5,000文字に込められた、圧倒的スケール!

冒頭の荒廃した世界。
それを語り部の子供のころから遡ることによって、どうしてそうなったのかを紐解いていく物語です。

年表に沿って、淡々と綴られる中にも、作者のセンスが光る秀逸な言い回しがあり、それが独特な文章世界を作り上げ、引きずり込まれました。次々に文字が入り込んでくるイメージです。

短い作品であり、これ以上語るとネタバレになってしまいますが、私はウルティマ・トゥーレという言葉のあとには鳥肌が立ちましたし、物語の終わりには納得のし過ぎで唸っていました。

私はこの短い物語で、宇宙的規模の感動を胸に刻みました。
この作品はまさに、私にとっての『ウルティマ・トゥーレ』!

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