行く道は黒猫の毛先のように、きらきらと未来へ伸びている

思春期の悩みというやつは意外と厄介で、ほんの些細な、ほんとうの世界になんの影響も及ぼさない事であっても、それで「僕たちの」世界は簡単に行き詰まってしまう。そんな高校生たちの、悩みや葛藤を抱えながらの道行きをやわらかな祝福が包む一作。

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