戦えない蟲使いだけど冒険者やってます　～ゴブリンも倒せない最弱で嫌われジョブだけど、黒ギャルなアラクネがパーティイン。翻弄されながら頑張ってます！

作者 どくどく

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最底辺ジョブで逆転もスローライフもチートもないけど、それでもキミがいる どくどく

「お前のジョブは『蟲使い』だ」

ジョブ。それは魂の形。その宣告により、人生が決まると言っても過言ではない存在。
戦う事も魔法を使う事もできない役立たずのジョブを宣言されたエリックは、他の冒険者仲間に見下されながらそれでも冒険者として生きようとしていた。

そんなある日、エリックは傷ついた蜘蛛を助ける。
それが彼の運命を大きく変えるのであった。

この物語は、戦えない蟲使いの少年が冒険者として何とか頑張るだけのお話である。

※２０２０年１１月１５日、完結しました。ご愛読ありがとうございます。

目次

完結済 全192話

更新

  1. プロローグ
  2. 「お前のジョブは『蟲使い』だ」
  3. 「蟲使い……戦闘にも生産にも向かないジョブだもんなぁ」
  4. 「お前は冒険者の底辺すらこなせないんだってさ！」
  5. 蟲使いと蜘蛛ギャル
  6. Ｅランク依頼『ハクショクカラカサを１５個集めろ！』
  7. 「それがエリック・ホワイトと呼ばれる存在だ」
  8. 「ねえ、貴方の名前はなんていうの？」
  9. 「だからイイよ。あーしのカラダ、好きにしても」
  10. 「エリっちって蟲使いなんだよね。何が出来るの？」
  11. 「僕は……魔物を癒したんだ」
  12. 「あーしにかかればゴブリンなんて何匹来たって全滅不可避だから」
  13. 「最後にエリっちの声、聞きたかったなぁ」
  14. 「…………ぐす」
  15. 「蟲使いな自分が、許せない」
  16. 「バッカじゃないの」
  17. 『だいじなことって、なんだっけ？』
  18. 「そんな顔で笑うエリっちなんか超見たくない！」」
  19. 「誰かを助けるのが、冒険者だからね」
  20. 幕間Ⅰ　オータムの街の平和な日々
  21. 「お前のジョブは『蟲使いだ』」
  22. 「あ、エリっちおはー」
  23. 「なんで悩むのよー。あーしがきゃわいくないって事？」
  24. 「それでエリック様。本日のご用件は？」
  25. 「ああ、その程度なんですね」
  26. Ｅ－ランク依頼　『ネコのミーコを探し出せ！』
  27. 「ねえ、ミーコをしらない？」
  28. 「じゃあ、どうやって探すの？」
  29. 「続ける」
  30. 「お仕事中ごめんなさい。ちょっと協力してください」
  31. 「ちょりーっす！」
  32. 「認めん！　ワシは求めんぞ！」
  33. 「えりっちー！」
  34. 「アンタなんか消えちゃえええええ！」
  35. 「クー」
  36. 「もしかしてこれ、あーしの仕業？」
  37. 「慣れてる、からかな」
  38. 「美しい……」
  39. 幕間Ⅱ　オータムの平和ではない日々
  40. 「あいつ『蟲使い』なんだって！」
  41. 「えーと……遠慮します」
  42. 「ここなら、多少騒動を起こしても見とがめられないな」
  43. 「「流石カイン様！」」
  44. （……自分でも馬鹿だって思うけど）
  45. Dランク依頼『商人を護衛せよ！』
  46. 「お仕事あるといいね、エリっち」
  47. 「ほっほっほ。皆さんおそろいのようで」
  48. 「んふふー。快適快適ー」
  49. 「オレの名前はバスターヘラクレス！」
  50. 「じゃがーのーと？」
  51. 「へ？　なんで？」
  52. 「僕なんかの命よりも――」
  53. 「ふん。精々ヤツの盾になる事ですね」
  54. 「あ、どうも」
  55. 「わかった。信じる」
  56. 「ふーん」
  57. 「細かいことは気にすんなって！」
  58. 蟲使いと蜘蛛ギャルとヤンキーエルフ
  59. 幕間Ⅲ　不等辺三角関係な日々
  60. 「だって……僕は『蟲使い』だから」
  61. 「こ、こんな状況で寝れるわけない……！」
  62. 「じゃあ、いつもの……お願い」
  63. 「カツアゲってやつだな！」
  64. 「蜘蛛言うなし。この脳筋エルフ」
  65. Ｄ＋ランク依頼　『巨大カマキリを駆除せよ！』
  66. 「相手が虫なら僕のスキルは通じるけど」
  67. 「……すみません、それは本当です」
  68. 「あら臆病ね。でも正解かしら」
  69. 「んじゃ、秒で終わらせるから！」
  70. 「ふふ、濃い味」
  71. 「エリック。お前はクビだ」
  72. 「よっわ」
  73. 「流石ね、冥魔人」
  74. 「まー？　まじでやるのー？」
  75. 「な、なんらぁ？　ろーしらぁら？」
  76. 「三人だ」
  77. 「次に会ったら……その時は！」
  78. 幕間Ⅳ　クモとエルフの一日
  79. 「ふぇっふぇっふぇ。今回は豊作ですなぁ！」
  80. 「ねーねー。あれやってかない？」
  81. 「……そんな感じだったっけ？」
  82. 「さあ、先ずは生意気な貴方達におしおきです」
  83. 「ありがと。助かったわ」
  84. Ｄ＋ランク依頼　『アシッドスパイダーを退治せよ！』
  85. 「だから毒吐かないから、あーし！」
  86. 「で、蜘蛛を倒せば終わりでおけ？」
  87. 「……あの、顔色が紫ですけど」
  88. 「普通が一番だし」
  89. 「ニーム？」
  90. 「それに大将は――」
  91. 「ほう、なかなか美人じゃねぇか。悪くねぇな」
  92. 「では拙者はこれにて」
  93. 「仕方ないなぁ、エリっちは」
  94. 「――結局、僕に出来るのはこれだけなんだよな」
  95. 「うーわーきーもーのー」
  96. 「もー、しまんないなぁ」
  97. 幕間Ⅴ　オータム武術大会開催！
  98. 「……どうしてこうなった」
  99. 「いいぜ。精々負け台詞を考えておくんだな」
  100. 「へっへっへ。そいつは言えねぇな」
  101. 「いいや。むしろ一口乗りたい」
  102. 「大将、モテモテだな！」
  103. ＥＸランク依頼『ミイラの群れから街を守れ！』
  104. 「って言う状況なんだ」
  105. 「ウソじゃないもん」
  106. 「じゃー、どうするのよ。エリっち？」
  107. 「二人とも、頑張ってねー！」
  108. 「ソイツがお前の本気か」
  109. 「しょーがないわよね。エリっちだし」
  110. 「エルフの文化ってわからんちんだわ」
  111. 「何やってんだ、あの女」
  112. 「……よし」
  113. 「彼は何処に？」
  114. 「二人とも万全だぜ」
  115. 「この身全てを王に捧げます」
  116. 現在のステータス
  117. エリック・ホワイト
  118. クー
  119. ネイラ
  120. ケプリ
  121. 蟲使いと虫ハーレムパーティ
  122. 幕間Ⅵ　ファラオとケプリ
  123. 「ケプリです」
  124. 「ケプリです。３サイズは――」
  125. 「ケプリはスカラベです」
  126. 「ケプリは貴方に」
  127. 「はぁ……はぁ……！」
  128. Ｅ＋ランク依頼『暴漢を探し出せ！』
  129. 「…………は？」
  130. 「ちょっと待った！」
  131. 「……ん。りょ」
  132. 「はい。問題は――」
  133. 「通り魔を誘うんでしょ？」
  134. 「大将、オレだけを見てな」
  135. 「間抜けなヤツめ」
  136. 「おはようございます、王（ファラオ）」
  137. 「それにしても奇妙な依頼だ」
  138. 「ば、かな……！」
  139. 「厄介な魔眼ですね」
  140. 「おいおい、大丈夫か？」
  141. 幕間Ⅷ　コカトリスを求めて
  142. 「ピラミッドパワーを信じてください」
  143. 「はっはっは。しがない宮仕えでござるよ」
  144. 「……で、どうすればいいんだ？」
  145. 「姐さん、久しぶりっす！」
  146. 「……その『かまどの勇者』に」
  147. 緊急ミッション『勇者クドーから逃げきれ！』（難易度Ａランク）
  148. 「…………きをつけます」
  149. 「その契約は――」
  150. 「かまどの勇者の降臨です！」
  151. 「テンプレですね！」
  152. 「つまり……どういう事？」
  153. 「なんでそんな話になるのかなぁ……？」
  154. 「さてどうしたものか」
  155. 「アイツ、世界の事なんも考えてない破壊魔だったし」
  156. 「……って何で窓から！？」
  157. 「あ。いやそれはいろいろ事情があって」
  158. 「おはようございます！」
  159. 「こんなバカな！？」
  160. 幕間Ⅸ　勇者とは
  161. 「あーし、ちょっとお腹痛くなってきた」
  162. 「俺の名前はヨーイチ！」
  163. 「私は『豊潤の勇者』タナカと申します」
  164. 「レーイージー！」
  165. 「ああ、勇者クドー！」
  166. 蟲使いとオータムシティ
  167. キャンペーンミッション！『オータムシティを開放せよ！』（難易度ランクＡ＋）
  168. 「冒険者……？」
  169. 「ホワイト様は無事と思いますか？」
  170. 「ばーか」
  171. 「モチのロン！」
  172. 「来るよ、皆！」
  173. 「お？　勢いが減ってきたな」
  174. 「…………うそ、でしょ？」
  175. 「異世界……平行世界？」
  176. 「待っていたぞ」
  177. 「この世界の君達のことを教えてほしい」
  178. 「僕は彼女達を愛している」
  179. 「なんでもするからエリっちを探して！」
  180. 幕間Ⅹ　一夜
  181. 「貴方は……！？」
  182. 「え？」
  183. 「ん……」
  184. 「むーむーむー！」
  185. 「もーすこしダラダラしてかない？」
  186. キャンペーンミッション！『オータムシティを開放せよ！』（難易度ランクＡ＋）
  187. 「……いや、それは」
  188. 「ウケるわー」
  189. 「……あの、僕の意思は……？」
  190. 「何故じゃ？」
  191. 「あ。本気の殺意を感じる」
  192. 「うん。そーだね」
  193. 「問題なのは」
  194. 「チェックよ、冥魔人」
  195. 「……そう。そう言う事ね」
  196. 「クーには、叶わないなぁ……」
  197. 「おい、蜘蛛女！？」
  198. 「それは無理です」
  199. 幕間Ⅺ　貴族と言う存在
  200. 「貴方のジョブは『貴族』です」
  201. 「早速ですが、ドレスを脱いでください」
  202. 「これでも私はオリルの『妻』よ」
  203. 「愛しています」
  204. 「悪魔か」
  205. キャンペーンミッション！『オータムシティを開放せよ！』（難易度ランクＡ＋）
  206. 「これで、どうにかなる……かな？」
  207. 「ん、出来るよ」
  208. 「蟲使いだからできると思った」
  209. 「僕はね、怒ってるんです」
  210. 「呆れたわ」
  211. 「だから、取引をしましょう」
  212. 「それでも、倒します」
  213. 「これで終わりだ」
  214. 「お前はただアラクネと仲がいいだけの蟲使いだ」
  215. 「それもあるけど――」
  216. 「僕はただの蟲使いで十分だよ」
  217. 「エリック・ホワイト」
  218. 戦えない蟲使いだけど冒険者やってます
  219. オータムの冒険者
  220. 冒険者は誰かを助けるものだ、とその人はいった。