説明不要で説明不能なラブコメ。感動した。

とは言え、何も言わないとレビューにならないので。
蛇足と思いながらも説明したい。

全体を貫くのは怒涛の勢いと、繊細で鬱屈した心理描写である。
これだけでラブコメを構成する要素を完璧に果たしきりつつ。

突然の理不尽かつ意味不明な展開が「セカイ」を構築する。
でもそれをぶっ壊すのも、またラブコメ。

ちょっと狂ってるじゃないかと思う様なラブとコメの中に。
絶対的で普遍的なテーマをぶち込んでくる手腕だか手法だかに度肝を抜かれつつ感動した。

一つの物語としての、凄みすらあると思う。

いいなぁちくしょう。私もこういうの書きたい。

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