この作者は腐っても心理学の専門家である、ということを実感させられる内容である。責任分散やスーベニアといった観点からフィクションを分析するのは斬新な切り口であり、面白い試みなので一見の価値はある。
「心理学」とタイトルについてるだけの自己啓発本とか、ひと昔前にはやったアニメの精神分析論みたいなやつを見ると憤死してしまう病である。なので、タイトルだけ見て遠慮していたんだけど、読んでみるとちゃんと…続きを読む
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