性暴力表現を公から追放する論理

作者 新橋九段

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Good!

 生兵法は怪我の元だとよくわかる、素晴らしき他山の石でした。
 日本以外も含む憲法学界での議論とか日本での通説的見解とかみ合わない独自説をご主張しておいでのようです。ご内容をぼくがかんがえたさいきょうの人権というフィクションとして理解するならば、いわば科学に対する魔法のような、斬新で超越的なものだと受け止めることもできます。そういう筋道をリアルなお話に結びつける蛮勇は、誰にとっても、とても真似のできるものではありません。犯罪者をデスノートで処刑せよと真面目に言うのと、大して変わりませんよね、それ。
 誰しも、疎い分野の話では同じことをやりかねません。素晴らしき実例のご提供に深謝します。

Good!

無駄に長々と文章を羅列しているだけで特に得るものはなかった。
科学的根拠や統計データに乏しく、結局は私が駄目だと思うから駄目ということを言い換えているに過ぎない。
何を以って道具としているかの判定、性暴力が必ずしも否定されていない等主観による思い込みで決まる部分が強すぎる。

またゾーニングは既に十分為されている。筆者が問題にしているような性暴力表現は概ね子供の目に入ることはない範囲で遠ざけられている。
そしてゾーニングが弱い規制というのは間違い。一部でも特定の場から排除するわけだから表現規制としてはかなり強い部類に入る。
例えば本屋であったりコンビニでの販売を禁止されれば表現する側は相当な打撃を受けるのは間違いなく、表現そのものの禁止一歩手前の強い規制である。

★★★ Excellent!!!

「あいトリ」で一般人にも取りざたされ、献血ポスターで一気に加速した「表現の自由」。感覚的には「(女性)差別は悪い」と誰でもわかっているのに、明確に「では何がどう悪いのか」「どのあたりが相関するのか」がちゃんと解っていない人が殆どだと思う。
本書は体系的に順序立てて、しかもわかりやすい言葉で示してくれている。こんがらがった糸がほどけていく感じ。
 何が何でも「表現の自由至上主義」の人はもちろんだが、それ以上に「創作の側」にいる人は特に読んでほしい。

★★★ Excellent!!!

読んだのは序盤だけですが、「公」などキーワードの文中での意味が明言されていて、ネットでこの話題が錯綜する中で、リンクしやすい文章だと感じました。

ありがちな反論(?)に対するQ&Aも、本論のあとにあったらいいな、と少し期待ししています。リンクで各論に誘導するだけでも結構だと思うので。