ここに等身大の貴方がいる

この物語は異世界チート勇者のフォーマットを下敷きにしているが昨今流行りの内容ではない。地べたを這いつくばり泥水をすすり、それでも前を向く、そんな物語である。
タイトルの重戦車が強力無比な活躍をするが決して物語の主ではなく、もっと重厚なテーマがある。少年と少女、虐げられた者達の明日の希望を紡ぐ物語を是非読んで頂きたい。
ジュブナイル小説という言葉を久々に思い出した傑作である。

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