お嬢様、未来のビジネスマンに「宅検」は必須資格ですよ!

作者 虚仮橋陣屋(こけばしじんや)

105

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★★★ Excellent!!!

社畜のサラリーマンが、未来に拉致されてしまう話です。そして、わけあって清純なお嬢様に漫画やアニメなどの「オタク文化」を教えることになる主人公。

漫画やアニメが大好きな人なら楽しめます。でも、知らなくても楽しめます。なぜかというと、作中に登場する作品の半分以上は、私の知らない漫画・アニメだったからです。

この小説を読みながら、アニメや漫画には素晴らしい作品がたくさんあるのだなと感じさせられました。読んだことがない、見たことがない作品が多いので、改めて読んでみたいなと感じます。

とても面白いタイムスリップラブコメでした。

★★★ Excellent!!!

主人公はブラック企業に勤めるオタクのサラリーマンです。

そんな主人公が、いきなり未来に拉致されるところから物語は始まります。

拉致された先――三百年後の未来の日本では、貿易の中核をなす固有の国家資産がオタク文化しかなくなっているという状況になっています(オタクといっても色々とあるでしょうが、いわゆる漫画・アニメオタクの文化です)。しかしそのオタク文化は世界的な人気となっているらしく、もはやオタク文化の知識がなければ社会的に生活することも就労することもできないという設定です。

そんな世界へ主人公が連れてこられてきた理由は、本作のヒロインであるお嬢様にオタク知識を教える家庭教師として適切な人物であると判断されたためでした。

そうして、お嬢様と主人公によるオタク文化のレッスンが始まります。

こうしてあらすじを書くと、不安に思われる方がおられるかもしれません――ひょっとしてこれは、オタクによる自己満足の作品ではないか、と。

しかし――ここが最もよくできているところなのですが――オタク的な趣味を何一つとして持たない人・知識を持たない人でも愉しめるように、本作では最大限の工夫が凝らされているのです。

まず、この作品はラブコメです。

そして、作中で随所に挿入されるギャグはきちんと笑えるようになっています。登場人物にいたずらに面白いことを言わせるのではなく、万人が笑えるギャグを厳選して挿入し、読者を飽きさせないよう物語に締りを作っている印象です。

作中で行われるオタク知識のレッスンも、知識のひけらかしではありません。どちらかといえば、日本文化史の一区画を愉しく分かりやすく解説しています。

主人公もまた一部分の人々の代表者ではありません。アニメの在り方は変わらない、アニメは元々家族で観るものである――などといったオタク的信念は言わずもがな、漫画・アニメなどに対するメディ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

テンプレなオタク男が、未来に!
そこは、オタク知識が最も優先される世界になっていた……!?

そこで、そのオタク知識を存分にいかして「可愛い(重要)お嬢様」にオタク知識の家庭教師をすることになった主人公。

毎回のオタク知識の披露と、それに対するずれた(ボケた)お嬢様のやり取りに楽しめる(笑う)ことが約束されたオタクカルチャーラブコメ!

そう、ラブコメなんです。

お嬢様も、もう一人の年上未来型オタクヒロインも、徐々に可愛さを本領発揮していきます。

この恋の行方もきになる本作。
オタクなら当然、オタクではない方もこの機会に、オススメの一本です!

★★★ Excellent!!!

毎日楽しみに読みました。
キャラたちは個性があるのに何故か自然で、どこかで知ってるような、知り合いのあの人に似ているような…と親しみを感じてしまいます。
毎回のテストも、時々分かることがあるのもうれしくますます読んでしまいましたね。
とりあえず、みこみこさんがめっちゃ好みです。かわいいです。

難しいことは何も考えずに楽しめる作品です。
仕事や学校の後のお楽しみタイムにぜひ!

Good!

この作品は、オタク体質の方が読むと、非常に心地よい空間に包まれているような気分になると思います。
みんなが味方でいてくれるみたいな感じで。
作者さんのオタク文化に対する愛が、情熱的を超えて、もはや息をするような感覚なのだろうなと思いました笑

★★★ Excellent!!!

最新話読了時のレビューです。
この作品を読んでいて一番に思ったのが、
作者様は過去・現在問わず、作品についての概要や魅力を語る際、
作品対して凄く敬意を持っているなと思いました。

昔は漫画や小説を書くなどの創作に携わる人は「先生」と呼ばれ、尊敬の対象になっていましたが、
現在はネット上で作品を発表する場が増え、創作に対するハードルが下がり、
「つまらない」と簡単に批判したり、自己顕示欲のためだけに作品を書く人が増え、創作に対する敬意が薄れてきているなと感じました。
それは私自身も言えることであり、大事なことに気づかされたと思いました。

本題に戻りますが、ストーリーとしてはオタク文化の歴史を学ぶものですが、扱う題材としては「広く・浅く」万人向けという印象で、
オタク文化に明るくない私でも知っている作品が多くてとても親しみやすく、まさに入門編といった感じでした。

作風もラブコメ要素があり読みやすく、ところどころ主人公宅郎の言い回しというか作者様の言葉選びのセンスがキラリと光る部分があり、
一読の価値ある良い作品だなと思いました。
いよいよ終盤! お嬢様は無事宅検に合格できるのか?
そして主人公宅郎の未来は如何に?
続きを楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!

まず、いわゆる「オタク」の文化、漫画にアニメにその他色々……を真面目に学ぶという方向性、そしてその理由である世界観の設定が面白く、なるほどそうきたか! と唸ってしまいます。

しかも学習パートは想像以上に濃く、ある程度その道に精通していても普通に勉強になるほどの内容で、作者さんの知識の広さ、深さや調査の努力を垣間見ることが出来ます。

登場人物のキャラクターも立っており、会話も読みやすく、毎話の最後の問題も凝っていて、並々ならぬ技量を感じられます。

皆さんも、是非「宅検」合格を目指して共に勉強しましょう!

★★★ Excellent!!!

この作品を一言でいうとラーメン○郎ばりに「くっそ濃い」
主人公が未来にて(?)
ちょー美人なお嬢様に(!)
オタク文化検定、略して『宅検』(!?)
の勉強の為、家庭教師をするという類を見ない作品である。

そして、描写が濃い。ほんとに濃い。
情熱と狂気を感じるくらい濃い。
こんな作風、他になくね?ってくらい新しい。
しかもギャグ要素も充実してらっしゃる、パーフェクトだ作者。

我こそはオタクぞ!という読者の方はどうぞお読みください

★★★ Excellent!!!

 過去や異世界へのトリップ物の影に隠れやすい未来へのトラベル。なるほど、こういうのも久しく見てないなと見はじめたら最後、この作品にはまる事間違いなしですね。
 本作は未来へトリップすることから物語がはじまるのですが、その未来の世界観が面白い!タイトルだけみたら『宅検』?『宅建』みたいなものかな?と思わせといてのあの設定。なるほど、これはあまり考えても見なかった。が、今やサブカルチャーは日本の文化とは切っても切れぬ物となってきた昨今、この未来も絶対に無い!とは言いきれないおかしさというか、真面目にそれを設定として練り上げた面白さが本作には見えました。
 続きが楽しみになる作品です。オススメですよ!