お嬢様、未来のビジネスマンに「宅検」は必須資格ですよ!

作者 虚仮橋陣屋(こけばしじんや)

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★★★ Excellent!!!

オタク知識なり、界隈のサブカルに一家言ある方はもっと楽しめるかと思いますが……思いますが!
浅学な自分でも「ほぇえ」「ふぉう」と唸りっぱなしになるお話ばかり。偏に作者さまの知識が衒学的な部分に留まらず、広く知ってもらえればと謙虚で丁寧な姿勢に基づくからではないかと考えます。

物語の本筋自体もアツくブレなく。きちんとエンターテインメントにフレーミングされていることも見事x100以上。老若男女、どっぷりと世界に浸っていただきたく願います。

★★★ Excellent!!!


我らが素晴らしき日本国に溢れるサブカルチャーをテーマに主人公とヒロインが宅検なる資格を取得するために奮闘するラブコメディ。

あらすじから、そして第一話から惹き込まれ、読み進めれば進めるほど私達が愛したオタク文化がどれだけ素晴らしいものなのかと、再認識させてくれるようなそんな一作。
コアなネタから誰でも知ってるような作品も続々と登場し、オタクじゃない人にも十分楽しめる作品となっております。

毎話毎に出題されるアニメや漫画、ラノベに関する問題テキストは非常に良くできており、主人公である宅郎先生からの解説もすごく分かりやすいので、それもこの作品の見どころだったりします。

登場人物自体はそこまで多くない今作ですが、その分この物語の中で生きる彼ら彼女らはとても魅力的に仕上がっており、一人一人何が好きなのかが会話や仕草、モノローグから伺えて、読者がそれを感じとれるのも作者様の非常に愛に溢れた手腕があるからなんだなと、思いました。

ラブコメとしての要素も至る所で顔を見せており、特に主人公とみこみこさんのやり取りには私を含めた複数もの読者が美悶えたことでしょう。
しかし、ラストまで読んでみると凛音ちゃんにも可愛いところがあって、最終的には宅郎と結ばれて欲しいなって気持ちの方が強くなりました……笑

グダグダと長ったらしく語ってしまいましたが、とにかくこの作品は面白いです。
私の拙いレビューなんかじゃ伝えきれないほどの面白さが全話溢れるくらい詰まっています。
これからオタク文化に触れてみようと思っている方も、いやいやこんな作品に触れなくても充分わかってるやいと思っている方も、是非一度この作品を通してサブカルチャーに対する理解を深めていって貰いたい。

現実に宅検なんてないですが、きっと現実では味わえないような不思議な高揚感があなたを待っていることでしょう!

長文レビュー失礼いた… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

一言で解説してしまえば「オタク検定を受ける話」だ。で……。

「この私が最後まで面白おかしく読んだ」
ここだけ見たら「いや、お前誰だよ?」と思うだろう。
なので先に私の属性を書いておこう。

ここ20年全くテレビを見ていない。
漫画も読まない。
ゲームもしない。
アキバは電気街の頃しか行ってない。
オタクと名のつくものと最も遠いところにいる。
オタク文化のうち99%を知らないと言ってもいいだろう。

その私が、最後まで面白おかしく読んだのだ。

オタク文化に対する深い造詣が主人公の口から言葉として紡ぎ出される、その様子はまさに『愛』。オタク文化への深い愛情無しにはとても書ける物語ではないのである!
オタク文化の知識が皆無である私ですら、読み終わるころにはちょっとコスプレしたいかもとか思い始める始末。
(PLUTOのエプシロンで!)
(全然コスプレになってない件)
(やっぱりオスカルにしとく)

本文中に出てくる一問一答クイズが面白い。読者参加型になっているので、楽しみの一つでもある。(因みに私の正答率は10%に満たない、それでも面白い)

ラブコメパートも違和感なくスルスルと引き込まれ、最初は応援していたのに最後の方ではヤキモチ妬くほど感情移入している。

書いてる内容がさっぱりわからないのに、だ!
なんなの、これ、一体何の魔法?
惣流・アスカ・ラングレーって誰、「そうりゅう」でいいのか、読み方!
SEEDって何、ガンダム? 見てないし!
キテレツのブタゴリラしか知らなかったよ!
……って人でも大丈夫、面白いから、マジで!


★★★ Excellent!!!

説明しよう!
いや、やめよう(撤回)――オタクはネタバレが大嫌いだからだ。

主人公は28歳魔法使い候補生。
いや、魔法を使えるようになる人と言う意味ではない。
選ばれし男は30歳になったその時に魔法使いになるという伝説がある。
あ、これリアル世界の話。

舞台は2300年。
2300年である。
現在より300年近くも未来の話である。
だけどまぁ、そんなのは大したもんだじゃない。

主人公はオタク知識ゼロの「深窓の令嬢」をオタク検定(宅検)に合格させなければならないのだ。
そのためにあの手この手、あんな情報こんな情報を持ち出してくるのだが、なにこれマニアック。マニアックなのに、絶妙に「なんとなく知っている」情報がポンポン出てくる。読者を放り出しすぎず寄せ付けすぎず、絶妙な位置にとどめおく。

とだけ書くと、ほーん、そーなのー。
で終わりそうなのだが、そこに絡んでくるのが凄腕エージェントのみこみこさん。個人的にはみこみこさんみたいな残念な美人系キャラクターは大好物なのだが、コレが実に良い味を出している。
ちなみに主人公は28歳、お嬢様は17歳、みこみこさんは33歳。
この絶妙な年齢設定があり、そしてなんかふわっとした三角関係ができる。
というのも、みこみこさんは残念な美人だからだ(二回目)

登場人物に毒がないのも良き!
平和な気分で読み終われます。毎回出題される練習問題、半分くらいしかわからなかったのが悔しい。

宅検合格までの道は険しい……。

★★★ Excellent!!!

これは新しい。
本当に新しい。

他のメディアと比べて、小説にとっての一番の弱点は「エンターテインメントに入るまでに時間がかかること」だと思っています。もちろんこの部分をクリアすることができれば、登場人物の心中などを深く描けるために小説ほど丁寧なメディアはないと思っているのですが……。
しかし本作はこの弱点を悠々とクリアしていきます。
もうね。一話目から読者にダイレクトにエンターテインメントを届けてくれます。そしてその面白さは『線』であり、『点』でもある。すなわちどのエピソードを開けたとしても、そのエピソードだけで楽しめるという非常に珍しい構造をしています。だから表題のとおり、本作は「Youtube型エンターテインメント」なのです。あ、このエピソード面白かったな。笑ったな。次を見てみよう。ありゃ、これも面白い! 次、次……。そうやって読者は虚仮橋陣屋ワールドへと引きこまれていきます。Youtubeでお勧め動画を観ている感覚とまったく同じ。それでいて一話完結ではなく、ちゃんとお話としての線が繋がっている。まったくもって新時代的な感覚を覚える小説です。これは凄い。

なにより筆者が楽しんでいることがよくわかります。
筆者は「読者参加型小説」とおっしゃっていましたがまさにそう。筆者が題材の『サブカルチャー』の描写を楽しみ、そして読者もその熱にあてられて乗っかってくる。物語で楽しんで、しかも筆者や他の読者や、なにより作中のキャラクターたちとサブカルチャーを通じて交流ができる。

こんな小説ありますか。
新しいよねぇ……実に新しい。

もちろん小説としてのプロットも軸が通っています。
主人公の宅郎はお嬢様である凛音ちゃんの家庭教師役として、凛音ちゃんにゼロポジションからサブカルチャーを伝授していきます。凛音ちゃんはどうしてもサブカルチャーを理解しなければならない事情を抱えています。… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

「オタク知識」が試されるめちゃくちゃ面白い作品を見つけました!!
オタク知識の家庭教師をすることになった主人公が色々する物語→詳細は必ず物語を見てください!!

バカテス感のepisode毎の問題と答えは、凄く楽しめました!!
かくゆう私もどれくらい正解できたか、やってみたのですが結果はまさかのほとんど正解……だったのは(内緒)で(笑)

お嬢様のボケもまた味で、オタクだからこそ楽しめる作品なのかも!!
作り込まれた人を笑顔にする物語でした!!
ぜひご覧あれ!

★★ Very Good!!

 第一話が少しライト過ぎる印象だったので、これはどうかなと思っていましたが…
 前言撤回させていただきます、これは面白い!オタクではなくても、思わずそうなんだと唸ってしまう内容ですね!
 特に、ドラえもんから始まり、魔法少女まで…本当に教材にしても良いくらいですね笑
 私ですら、宅検に受かる自信ないです汗
 まだ聖地アキバ巡礼の途中までですが、これからもずっと読ませていただきます!

★★★ Excellent!!!

社畜のサラリーマンが、未来に拉致されてしまう話です。そして、わけあって清純なお嬢様に漫画やアニメなどの「オタク文化」を教えることになる主人公。

漫画やアニメが大好きな人なら楽しめます。でも、知らなくても楽しめます。なぜかというと、作中に登場する作品の半分以上は、私の知らない漫画・アニメだったからです。

この小説を読みながら、アニメや漫画には素晴らしい作品がたくさんあるのだなと感じさせられました。読んだことがない、見たことがない作品が多いので、改めて読んでみたいなと感じます。

とても面白いタイムスリップラブコメでした。

★★★ Excellent!!!

主人公はブラック企業に勤めるオタクのサラリーマンです。

そんな主人公が、いきなり未来に拉致されるところから物語は始まります。

拉致された先――三百年後の未来の日本では、貿易の中核をなす固有の国家資産がオタク文化しかなくなっているという状況になっています(オタクといっても色々とあるでしょうが、いわゆる漫画・アニメオタクの文化です)。しかしそのオタク文化は世界的な人気となっているらしく、もはやオタク文化の知識がなければ社会的に生活することも就労することもできないという設定です。

そんな世界へ主人公が連れてこられてきた理由は、本作のヒロインであるお嬢様にオタク知識を教える家庭教師として適切な人物であると判断されたためでした。

そうして、お嬢様と主人公によるオタク文化のレッスンが始まります。

こうしてあらすじを書くと、不安に思われる方がおられるかもしれません――ひょっとしてこれは、オタクによる自己満足の作品ではないか、と。

しかし――ここが最もよくできているところなのですが――オタク的な趣味を何一つとして持たない人・知識を持たない人でも愉しめるように、本作では最大限の工夫が凝らされているのです。

まず、この作品はラブコメです。

そして、作中で随所に挿入されるギャグはきちんと笑えるようになっています。登場人物にいたずらに面白いことを言わせるのではなく、万人が笑えるギャグを厳選して挿入し、読者を飽きさせないよう物語に締りを作っている印象です。

作中で行われるオタク知識のレッスンも、知識のひけらかしではありません。どちらかといえば、日本文化史の一区画を愉しく分かりやすく解説しています。

主人公もまた一部分の人々の代表者ではありません。アニメの在り方は変わらない、アニメは元々家族で観るものである――などといったオタク的信念は言わずもがな、漫画・アニメなどに対するメディ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

テンプレなオタク男が、未来に!
そこは、オタク知識が最も優先される世界になっていた……!?

そこで、そのオタク知識を存分にいかして「可愛い(重要)お嬢様」にオタク知識の家庭教師をすることになった主人公。

毎回のオタク知識の披露と、それに対するずれた(ボケた)お嬢様のやり取りに楽しめる(笑う)ことが約束されたオタクカルチャーラブコメ!

そう、ラブコメなんです。

お嬢様も、もう一人の年上未来型オタクヒロインも、徐々に可愛さを本領発揮していきます。

この恋の行方もきになる本作。
オタクなら当然、オタクではない方もこの機会に、オススメの一本です!

★★★ Excellent!!!

毎日楽しみに読みました。
キャラたちは個性があるのに何故か自然で、どこかで知ってるような、知り合いのあの人に似ているような…と親しみを感じてしまいます。
毎回のテストも、時々分かることがあるのもうれしくますます読んでしまいましたね。
とりあえず、みこみこさんがめっちゃ好みです。かわいいです。

難しいことは何も考えずに楽しめる作品です。
仕事や学校の後のお楽しみタイムにぜひ!

Good!

この作品は、オタク体質の方が読むと、非常に心地よい空間に包まれているような気分になると思います。
みんなが味方でいてくれるみたいな感じで。
作者さんのオタク文化に対する愛が、情熱的を超えて、もはや息をするような感覚なのだろうなと思いました笑

★★★ Excellent!!!

最新話読了時のレビューです。
この作品を読んでいて一番に思ったのが、
作者様は過去・現在問わず、作品についての概要や魅力を語る際、
作品対して凄く敬意を持っているなと思いました。

昔は漫画や小説を書くなどの創作に携わる人は「先生」と呼ばれ、尊敬の対象になっていましたが、
現在はネット上で作品を発表する場が増え、創作に対するハードルが下がり、
「つまらない」と簡単に批判したり、自己顕示欲のためだけに作品を書く人が増え、創作に対する敬意が薄れてきているなと感じました。
それは私自身も言えることであり、大事なことに気づかされたと思いました。

本題に戻りますが、ストーリーとしてはオタク文化の歴史を学ぶものですが、扱う題材としては「広く・浅く」万人向けという印象で、
オタク文化に明るくない私でも知っている作品が多くてとても親しみやすく、まさに入門編といった感じでした。

作風もラブコメ要素があり読みやすく、ところどころ主人公宅郎の言い回しというか作者様の言葉選びのセンスがキラリと光る部分があり、
一読の価値ある良い作品だなと思いました。
いよいよ終盤! お嬢様は無事宅検に合格できるのか?
そして主人公宅郎の未来は如何に?
続きを楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!

まず、いわゆる「オタク」の文化、漫画にアニメにその他色々……を真面目に学ぶという方向性、そしてその理由である世界観の設定が面白く、なるほどそうきたか! と唸ってしまいます。

しかも学習パートは想像以上に濃く、ある程度その道に精通していても普通に勉強になるほどの内容で、作者さんの知識の広さ、深さや調査の努力を垣間見ることが出来ます。

登場人物のキャラクターも立っており、会話も読みやすく、毎話の最後の問題も凝っていて、並々ならぬ技量を感じられます。

皆さんも、是非「宅検」合格を目指して共に勉強しましょう!

★★★ Excellent!!!

この作品を一言でいうとラーメン○郎ばりに「くっそ濃い」
主人公が未来にて(?)
ちょー美人なお嬢様に(!)
オタク文化検定、略して『宅検』(!?)
の勉強の為、家庭教師をするという類を見ない作品である。

そして、描写が濃い。ほんとに濃い。
情熱と狂気を感じるくらい濃い。
こんな作風、他になくね?ってくらい新しい。
しかもギャグ要素も充実してらっしゃる、パーフェクトだ作者。

我こそはオタクぞ!という読者の方はどうぞお読みください