人無き合衆国を往く”希望”と”守護者”

ポストアポカリプスの合衆国。
そこを往く一台の装輪装甲車。
乗せているのは唯一の残った”人類”、最後の希望とされる少女。

このシチュエーションだけで既に映画予告か?!と思わせる程のワクワク感があるワケですが、それに加えて

少女を護る、少しとぼけたAIの兵士。
近未来っぽさが加味された米軍装備。
ネタバレは避けますが、予想外だにしない”敵”が次々と襲いかかる展開。

廃墟のニューヨークを全力で駆け抜ける装甲車の勢いそのままにラストへと連れて行かれる読感は、なかなかお目に掛かれないレベル。
読了後には短編とは思えない程の満足感が待ち構えています。

是非お時間のある時に読んでいただきたい、約1万字の秀作です(*´ω`*)