最終選考結果発表~残念!

5月30日 最終選考結果発表と反省とこれから

 最終選考結果が本日(2019年5月30日)発表になりました。


第4回カクヨムWeb小説コンテスト 開催結果

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon4_result


長編

https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_004

 応募総数: 3,708作品

 最終選考: 256作品

 大賞受賞作: 4作品

 特別賞受賞作: 30作品


短編

https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short

 応募総数: 4,573作品

 最終選考: 491作品

 受賞作: 3作品


 ホラー・ミステリー部門大賞……該当なし!

 受賞してたら事前にメールが来るそうなので、見る時点で自分がダメなのはわかっているのですが……全員ダメなんて……この方がショック。

 大賞も特別賞も無いなんて……。


 楽山先生のあの作品まで入らなかったなんて、ホラー・ミステリー部門は厳しい。

 残念賞の先輩方、他ジャンルの皆様も一緒に泣きましょう……。


 でも、他部門で推してた作品が数作通ってらっしゃるのは嬉しいです。

 受賞された先輩方おめでとうございます。



 短編は、491作品の中から3作品ですので長編に比べると厳しいですね。

 コミカライズがあるからでしょうが、もう少し作品数あるのかなって思ってました。



 というわけで、カースドテンシードとこのエッセイを応援してくださった方々、本当にありがとうございました。


 このエッセイはこれにて終わりです。



 ……うーん、これだと短いかな。



 とくに小説を書く気力は衰えていないので今後も精進していこうと思います。



 ……それは当たり前だろう!



 ……せっかくだから私の反省含めてその後でも書いておきますか。

 興味のない方はここで閉じちゃってくださいねー。



 今回残念な結果ではありましたが、カースドテンシードは、中間発表後もすくすく育ち(?)今や57万字超、188話で第一部完のステータスです。



 カースドテンシード ~予言と呪いと十人の異能乙女

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887459503


 十人分書けたよ! 私書けたよっ! キリの良いところまでエタらなかったよ!

 プロットあるのに時間以外の要因でエタるのはおかしいとか言っちゃダメです!



 このエッセイを書き始めたあたりで、超長編しか書けないと訴えていましたが、それが嘘じゃないことを示せて、勝手ではありますが、満足しています。

 まだまだ単行本五冊くらいのボリュームですが、これ第一部ですから!


 というわけで文字数は書けることはわかったのです。

 しかし、本作は致命的な欠点があります。


 最初の辺りが作品の中で一番面白くない(スロースタート)……


 面白いかどうかは人によりけりですが、多分本作を面白いと言ってくださる方でも最初と最後を比べると最後だとおっしゃる方多いのではないかと。

 作者目線ですが、本格的に”謎”モノとして面白くなるのは、”五章以降”な気がしてなりません。

 コンテスト期間ではギリ五章までだから……ふっふっふ。


 これは新日常系志向だったこともあるのですが、あれはやはり名前のあるクリエイターがやるものみたいですね。

 ミステリーの世界でも死体発見や事件が起きるのが遅くなるのは作者が大御所になってからのようですし、デビュー前はそういう盛り上がりは早めがポイントのようです。しかも私のお話は単行本3巻から面白くなるよ相当なので……(作者目線)。なお、本作Web小説化はできなかったのでそこは別の議論ということで。


 ともかく間違って単行本が出たときをシミュレートすると、やはり最初の十万字くらいが勝負なのではと思います。1冊目売れないと、2冊目が……理論。うん、妥当っぽい気がします。なんだかこれどこかで先輩に教わった気もする。


 ちなみに今回のホラー・ミステリー部門の講評にこうあります。


「小説にとって、最も重視すべき要素が作品の面白さであることは間違いありません。その上で、本コンテストは「書籍化」という目標を掲げています。その目標を一緒に目指せる作品であるかどうかは、選考の際に検討される大事な要素の一つとなります。残念ながら今回の応募作を見渡して、全体的に足りていなかった点でもあります。」


 自分の作品がこの点で足りなかったのはそこかな……と。

 他にもマイナスポイントはたくさんありそうですが最大の要因として。


 なので、これで解放されたこともあり、そのうちテンシードの最初の辺りは改稿を考えています。



 そして、それとは別に、現在十万字でキリの良い作品を頑張っています。

 やはり十万字でキリ良く書けないとダメだと思ったのです。


 でも同じ書き方では十万字には収まりません。

 そこで以前先輩方にいただいた意見を元に、以下を意識することにしました。


 ・ストーリーではなく事件(出来事)を書く。

  長編と思わず短編(中編?)連作だと思って書く。


 ・キャラクターと世界観の設定は綿密にしておくが、

  ①少ないメインキャラクターを狭い舞台(短編間で共有)の中で泳がせる。

  ②キャラクター他の設定は事件に必要な範囲で書く


 ・十万字内で、最後には何かが達成される内容とする。

  事件解決に加えて、主人公の変化、他登場人物との関係の変化など


 ・十万字を少し超える程度の文字数に収める。


 今まで唯一キリよく終わっている隠居魔王モノを書いたときのやり方に近いですが、この書き方に変えてみたら約十万字で(少なくともキリは良く)書けるようになりました!



●黄昏時には一言そえて

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889357905


 ※単体でも楽しめますが、実はカースドテンシード8章スピンオフです。

  キャラ設定も世界設定もあるので練習に良いかと思ったのです。

  無謀にも角川文庫キャラクター小説大賞に応募してみました。


 

●このゲームは魔王に支配されました

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889486493


 ※よくある話に見えて実は違う……はず!

  VRMMOモノが好きな方怒っちゃダメです。

  無謀にもファミ通の最終日に駆け込んでみました。

  連休の一日フルで二万字超書きました! 西尾維新先生に一歩近づいた!

  でも誤字多いよっ!


 どちらも四ブロックくらいの中編連作構成で、最後のブロックに盛り上がりを持ってくるようにしています。

 この書き方が正解かはわかりませんが、ポイントオブノーリターンに始まる、私の「十万字でキリ良くならない病」自体は良くなりました。

 まともに書くとどうしても超長編プロットになる、私と同じ病の方は試してみてください!(……いるのかな?)


 なお、文字数書くのが早くなったのは、やはりカースドテンシードで練習できたからだと思うので、無駄じゃなかったですカースドテンシード書いたの!


 踏み台扱いは可哀そうだからいつか書き直してあげるからね……。


 問題はやはり面白いお話を書けるかどうかですが、これは私の場合は、キャラクター設定と世界観設定を詰めるところにありそうです。

 上記二作ではできなかったから次はそこを頑張る感じで。

 そこがしっかりしてれば事件は自ずと書けるはず!


 コンテスト公募作品書きながら毎回プロセス改善をするのは何だか楽しい。

 ……多分先輩方もでしょうね。私も頑張ります!



 このようにカクヨムコンは、自分の小説の書き方を見直す良い機会になりました。

 コンテストの参加の仕方を学べたのも良かったかも?

 負け惜しみもあるかもですが、参加して良かったと思っています。

 たくさんの方に応援していただけましたし。


 次は参加するかわからないですが、もし参加するなら、もっと修行を積んでから需要の分り易い異世界かラブコメで行こうと思います……。


 ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。

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