あとがき
あとがきです。カクヨムの作品であとがきを書くひとは多いのか少ないのか、ちょっと気になりますね。
どうも、montaです。
私は実はあとがきが大好きでして。書くのも読むのも好きです。なので自分でもあとがきを付けちゃうわけです。なので完結済みと設定した作品設定を連載中に切り替えてあとがきを付け足している次第です(笑)。だって完結にチェックした作品にエピソードを足せないって今知ったんだもの。
さて、そんなこんなでこの作品も五話で完結となりました。自分でもちょっと荒い書き方で終わったなと思うんですが、もともと書きたかったというか、書く予定だったことを書ききってはいるので満足もしています。
この『始まる途上の冒険者』はもともと一話で終わりのつもりでした。でも一応続きは書けるし書いてもいいなあくらいに思っていたんですが、フォロワーさんの連載化希望というお言葉に甘えて短編連載としました。
で、その時点ですでにタクミとの対決を最後に終わるところまで考えてました。そもそも私は感覚派の人間で、プロットとかろくに組まずに勢いで書いちゃうんですが。大筋として書きたいエピソードは全部で四つと考えて書いていました。最後のエピソードだけ続き物で五話までとなってしまったんですが。
そんな四つのエピソード、全部私がオンラインゲームを通して感じたことなどを題材にしています。
それで唐突に話を変えちゃうんですが、なんでヒロインを障害者にしたかという話をしたいかなと。
ヒロインは身体的障害者にしたわけですが、なんでかというと私も障害者だからなんです。私の場合、ヒロインと違うのは障害が精神障害だということ。でもヒロインを精神障害にしちゃうとお話の進め方というか、ヒロインを動かすのに苦労しちゃうので身体障害としました。
これによって私が書きたかったことは二話まででほぼ書き終えているのですが、やはりオンラインという人と人が触れ合う場所の物語というところですね。ゲームではありますが、ネットを介して身近になる人たちとの交流とかそういう暖かいもの。こういったものは現実でもネットでも変わらずにあって、それで人は生きる気力へつなげているという感じなものを書いてみました。
私自身オンラインゲームで助けられて今に至るので、それを伝えられたらと思う次第です。
そして最後はタクミとの対決というか、対話になるんですが。これは書きたいことを書き終わった上で、作品として決着をつけるつもりで話にしました。書きたいことを書ききっちゃっているのでちょっとこの話は最後が荒くなってしまったんですが、物語として必要な最後だと自分では思っています。奮と恋は幸せになって、そこで終わってもいいんですが、やはりその周囲の人間にも答えを出すべき物語があるなと思って。連載になったときから最後はこれにしようと考えていました。
そんなわけで書き上げた『生きる途上の冒険者』。少しでも読んでくださった方に何かを伝えられればいいなと思って最後にしたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
―10月も終わりの真昼間にて―
途上の冒険者 ー熱田奮は彼女のために奔走するー Anchor @monta1999
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