主人公の奮は彼女がいる。
名前は恋、名前の如く彼女も主人公のことをあっくんと呼び、二人は恋人同士である。
ある日のこと、いつも通りのはずの日常なはずだったのだが、その日は嵐。
不運にも奮に対し、看板が直撃するところを恋に助けられるのだがその代償に、恋は◯を失ってしまった。
これからどうすればいいのか、奮は迷い、考え、そして出会ったのだ。
VRMMOというゲームに!!
そこからの彼ら二人の関係に変化が訪れる。様々な出会い、葛藤、何か普通の物語ではなくて、現実世界で書く私自身も物語を通じて学ぶことがあって、本当に凄いと感じた作品です。
未来の二人の行く末、改めてまたスタートしてほしいと願っている作品です!
オススメですので、是非ご覧あれ!
主人公の奮は学校からの帰り道、嵐の中で飛んできた看板が直撃するところをカノジョの恋に助けられる。だがその代償に、恋は足を失ってしまった。
罪悪感、恋の家族の複雑な視線、ふさぎ込んでいく恋に引きずられるように奮の心も重くなっていく。
このままでは駄目だ、と奮は恋のために何ができるのかを考え始める。
そして出会ったのはVRMMOだった。
四肢欠損した人でもまるで手足が戻ったかのような体験ができる、という謳い文句に惹かれ、奮はまず自分が体験してみようとネットカフェに向かった。
早く強くなって恋をエスコートする。その一心だった奮だが、ゲームを通じて大切なことに気づいていく。
主人公の目的となる出来事は重めだが、実際のVRMMOにも見られる出来事をふんだんに取り入れながら読みやすく描かれていて、2万3千字という長さをまったく感じなかった。
完結扱いとなっているが、この先のシリーズを待ち望んでいる。
2019年10月28日追記
連載希望を聞き届けていただき、5話の連作として書き上げてくださいました! ありがとうございます。
どのエピソードもオンラインゲームを遊んだことのある方なら共感できるものとなっている。
ラストは、主人公達がこの先どうなるのか、余韻を残して終わっている。これから先の物語は読者であるわたし達が想像する楽しみがあるのだ。