破滅の鐘の向こうに、少女の歌が響きわたる。

政治体制の変化に、それまでの生き方を徐々に変化させていく中、世界の終わりが告げられる。
そこに生きる人々をしっかりと描き、そしてその中で少年と少女の物語で綴られていく。

対立の構図、心情、そして終末から救済への道のり。
特にラストの二人の様子は、しっかり脳内映像に変換してください。

短編としてまとめられています。
でも、長編としても読んでみたい。そんな気分になりました。