「シワだよ~。」「よんわって読んで!」

~始めのセリフ部分は飛ばしましょう~


〈本編開始部分に大量の改行がされているので、スクロールしていただければ、すぐにわかるようになっております。〉


※本編以外の閲覧は自己責任です。





「「はい、どーもー!」」


「セミのヤマトタケルノセミジロウミコトでーす!」


「マツムシの近松虫門左衛門でーす! 2人合わせてー……」


「……。」


「……何にする?」


「カレーがいい!」


「いや、夕飯ちゃうて。コンビ名や。」


「じゃ、夕飯でいいんちゃう?」


「……2人合わせてー!」


「じゃ、「夕飯でーす!」」


「いや、“じゃ、”も入んのかい!」


「……。」


「……。」


「はい、ここまで見てくださり、ありがとうございます。」


「お見苦しかったと思います。」


「セミです。」


「マツムシです。」


「えー、早速本題に行かせていただきますが、まず僕たちのセリフから始まってしまって、申し訳ありませんでした。」


「まぁ、なぜ僕たちのセリフから始まってしまったのかと言いますと、長くなるので省きますが、すいません。」


「省いたところの内容は『今回は諸事情により、ナレーションは僕たちが務めさせていただきます』『諸事情により、季節が変わります』『諸事情により、今回ほとんどセリフのみの提供となります』の3本をお送りします。来週もまた見てくださいね~、じゃんけん!」


「はい、今、マスオさんの声で再生された方は、地位を上げてください。」


「大変長らく、お待たせしました。只今から、本編が開始しますが、その前に少しあおらせていただきます。」


「はっはっはははっは! あんた、ここまで馬鹿真面目に見るとかあほちゃう?」


「ひゃーひゃっひゃ! 何も得ないのに! 虫だけに無視しときゃよかったものを!」


「「どひゃひゃひゃひゃひゃ! ……はー、はー。では、どうぞ!」

























「「「「「「誠に申し訳ありませんでした!」」」」」」


 以後、ツッコミは香枝、苺愛、香枝、苺愛……の順番になんで。まぁ、今回はほぼセリフだけやし、しゃーないな……ちょ、おい! このカレー、リンゴ入ってない?! もー、あんま好きちゃうって言ってるやん。


「いやー、でも注意書きしといたからいいんじゃない?」


「いや、良くはないでしょ。」


「とはいえ、全員の土下座で始まる話なんか、某女子落語漫画以来じゃない?」


「いや、あれは土下座じゃなくてお辞儀だよ?!」


「てか、某女子落語漫にもお辞儀始まりの話なんかあったっけ?」


「なんで、一文字略した?!」


「いや、私は某女子落語はアニメしか見てないから、原作読んだことない。」


「もう、漫画じゃなくなってるよ! てか、もうリーチかかってるけど大丈夫?!」


「あ、私、女子落語の原作持ってますよ!」


「いや、そこ?!」


「じゃ、また、持ってきてよ。」


「……。」


「いや、今、持ってますよ!」


「何で、持ってきてんだ?! ……。」


「よし、みんなで読もう!」


「「「「「「……。」」」」」」


 はひ、はあいあひんあえおうおひあうおはんあをおんえいあふ。

  チン、チロチンチロチンチロリン!


「「……。」」


「「「「……。」」」」


「「いや、誰か言えよ! あと1歩じゃん!」」


「あー、6巻全部見たけど、なかったね。」


「それにしても、某女子落語は面白いね~。」


「逆戻り?!」


「あ、癒怡さん、良かったらその某女子落語漫、貸しますよ!」


 はい、只今みんなで某女子落語漫画を読んでいます。 

  遅ぇ 

 んー! 

  あ、チ、チン!


「いいの? ありがとー。」



「で、今日、なんか異常に寒くないですか?」


「あー、今日は冬だから。」


「何、そのパワーワード!」


「だって、昨日まで夏だったじゃん? てか、私らが土下座するまで夏だったじゃん?」


「いや、私らの土下座がもたらす被害の大きさ!」


「詳しい、話は『現実世界との渡り橋』智絵から。智絵、お願い。」


「二つ名?! ダサっ!」


「えー、皆さん、ご存知“おくすり飲めたね”です。」


「嘘、雑すぎ!」


「えー、この件に関しまして話さしていただきます。皆さん、まずお手元のお薬手帳の2ページをお開きください。」


「持ってきてませんよ!」


「ご覧ください、保険証をはじめとした診察券が沢山入っていますね?」


「それ、手帳カバー付けてる前提じゃん!」


「えー、その保険証を私に渡してください。」


「渡すか!」


「「「あっぶねー、渡しそうになった!」」」


「なっちゃ、ダメだよ! てか、なんで持ってんの?!」


「ま、今度渡してもらいまーす。あと、現実世界で夏になったので冬になっちゃいました。」


「テキトーに流さないでください!」



「てか、今日は言い方変えないと、区別付かないから、全員の国籍変えちゃわない?」


「国籍変えても、全員日本語なまるだけだよ!」


 なんやかんや、あって全員の国籍変更した設定開始したでー。

  いや、 

 んー! 

  あー、今回ぐらい喋らせぇ!


「デ、ドーサレル?」


「オマエ、ソレジャジブンエラクナルゾイ?!」


「“ゾイ”ナンテ、ドイツカラオソワッタ?!」


「イヤ、二ホンデオソワッタッチャ!」


「オマエ、アニメカラオソワッタダロ?」


「コレデイイノダ~!」


「オマエ、ソレイイタカッタダケダロ?」


「ヨッテ、オマエヲハイジョスル。」


「プシュー、ドカーンッ!」


「ファンファンファン、キュイーン、ズガガガガガ!」


「カチャッ、バーン!」


「待て待て待て! 地獄だよ!」


「オイ、イマノキイタカ?」


「アァ……ニホンゴダ……。」


「マダ、イキノコッテイタトハ……。」


「タイエキヲサイシュスルゾ。」


「終わり、終わりー! みんな、良くノリだけでそこまでいけるね!」


「いや、でも鉄火巻とかも8割そうじゃん。」


「いやいや、海苔じゃないです! てか、あんた今海苔食ってないじゃないですか!」


「いやいやいや、食ってないって食ったら、舌と唇くっつくじゃん!」


「いやいやいやいや、のりでもないよ! てか、なんで糊付いた舌ずっと出してる前提なの?!」


「いやいやいやいやいや


「もう、うるさいよ! ほんっと良く“のり”だけでそこまでいけますね!」


「はと。」


「いや、それは鳥だよ!」


「あー、動物園でライオンとか入ってる。」


「それは、おり!」


「最近、スマホ触りすぎて、肩とか痛いんだよねぇ。」


「いや、それはコリ!」


「部屋の隅にできちゃう……」


「それは、ほこり!」


「かわいい動物の動画見てるとハ~ってなるんだよね。」


「いやそれは、ほっこり!」


「私、小学校の時コンクールで金賞取ったんだ~!」


「それは誇り!」


「森の木とか伐採する……」


「いやそれは、きこり!」


「体とか心を休める……」


「それはいこい!」


「昔の日本の暖房、調理に使う……」


「いや、それは囲炉裏いろり!」


「感動したときに涙がでる……」


「それ、ほろり!」


「何かを誘いよせるための……?」


「いやそれ、おとり!」


「510円の会計で1080円出したら返ってくる……?」


「それ、お釣り!」


「金魚すくいとかする……?」


「いや、それ祭り!」


「続けても大丈夫?」


「「それは無理!!」」


 久しぶりの登場やでー! 引っ込んでろ!


「いや二人共すごいね!」


「あのぉ、流れ崩しちゃうと思ってスルーしたんですけど……。」


「どしたの?」


「“どしたの?”じゃないですよ! あなたですよ、夏海さん!」


「ディーン!」


「ここで、なっちゃんが目を見開きました! はい!」


「“はい!”じゃないよ! 私、探偵じゃないですから!」


「腕時計型麻酔銃で首筋撃たれて……」


「ないです! 全然話進みませんねぇ!」


「カラス。」


「それ、鳥……って話戻すな! 進めさせて~!」


「そうだ、そうだ~。」


「……進めていいですか?」


「いいのか、やっちゃうぞ~?」


「あの、苺愛さん?! 暇だからってチンピラ役やめてくれます? ただでさえしんどいんですから、暇なら手伝ってください!」


「「「「「はーい!」」」」」


「いや、あんたらには言ってない! 苺愛さんだけで

「「「「「いいですから!」」」」」」


「なんで、全員でツッコむんですか!」


「さ、キリもいいしボケるとしますか。」


「ただの現状維持ですね!」


「あはははは!」


「苺愛さん! 無意味な笑い声は極力控えてください! ってか、あなたはボケ禁止!」


「え~!」


 呼ばれて出てきてジャジャジャジャーン!

  てめぇは、口開くの禁止だ!



「今回は、こんな雑な話を」


「最後まで読んで下さり」


「ありがとうございました!」

 

「これからも自由をモットーに頑張りますので、」


「応援よろしくお願いしま」


「す。……ってこれ、某女子落語漫画で見たことあるよ!」





「セミです。」


「マツムシです。」


「2人合わせてー!」


「合わせません。」


「はい、最後も僕らが締めます。」


「ここは本編と無関係なので読まないでください。」


「なんか無関係と無花果って漢字の感じ似てるよな?!」


「ほんっと、読まないのが身のためです!」



「はい、今回も楽しかったですかねぇ。」


「ほとんど出てないけどね。」


「今回は天の声として出演しました。」


「あれ、天の声やったん?!」


「なので、僕も美人女優と結婚しました。」


「そんなわけないやろ! もうええわ!」


「「どーも、ありがとうございました!」」

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部の名前、笑部ってなんだよ?! ダサすぎだろ! 翌桧 @asunaro

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