その昔、毒ガス検知器として使われた金糸雀を、今

一度は手放した月への切符。
それは食中毒死という原因で、宙に浮いた。
これが憧れの月へ行ける最後のチャンスかもしれない……。

丁寧に描かれた地下都市生活と、愛娘の成長、そして彼女の葛藤の日々の物語が最後に一つに交わって、金糸雀を検知器のままとしない優しいラストが素敵でした。

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