15歳の少年王と、彼を支え寄り添う執政。彼らの望む未来は? 綾 雅(りょうが)
シュミレ国―――北の山脈に背を守られ、南の海が恵みを運ぶ国。
15歳の少年王エリヤは即位したばかりだった。両親を暗殺された彼を支えるは、執政ウィリアム一人。他の誰も信頼しない少年王は、彼に心を寄せていく。
恋ほど薄情ではなく、愛と呼ぶには尊敬や崇拝の感情が強すぎる―――小さな我侭すら戸惑うエリヤを、ウィリアムは幸せに出来るのか?
【注意事項】BL、R15、キスシーンあり、性的描写なし
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ
目次
完結済 全96話
更新
- 第1章 少年王が望むは…
- 1-1.望んだものは小さくて
- 1-2.だからこそ届かなかった
- 第2章 悪魔の手で踊れ
- 2-1.薔薇の下の秘密
- 2-2.隠された秘密は暴きたくなるもの
- 2-3.決断はいつだって身勝手で
- 2-4.濁った泥を飲み干す覚悟
- 第3章 白薔薇を赤く染めて
- 3-1.煌びやかな偽物たち
- 3-2.いつだって図々しいのは
- 3-3.闇は後ろから忍び寄る
- 3-4.白を赤に染める手が
- 3-5.喪えないから怖くなる
- 3-6.愚か者の策略は
- 3-7.聖女は微笑む
- 3-8.王宮の華は鉄さびた味
- 3-9.最後までステップを踏むなら
- 第4章 愚かな策に散る花を
- 4-1.穏やかな休息がはじまり
- 4-2.ちょっと我が侭を言ってみたくて
- 4-3.淑女という言葉は似合わない
- 4-4.仕える主は選べない
- 4-5.返り血なんて大失態
- 4-6.砦という籠の中
- 4-7.塔からの脱出は赤く染まる
- 4-8.このまま眠るのは無理でした
- 4-9.魔女は応援を手配する
- 4-10.昨夜のダンスがお気に入り
- 4-11.泥沼に嵌る失敗者
- 4-12.罠を望む余裕はあるけど
- 4-13.悪魔の恋は弄ばれて
- 4-14.汚い大人の切り札
- 4-15.踏んではいけない地雷だった
- 4-16.笑顔で即答するほど
- 4-17.薔薇の園は魔女の庭
- 4-18.不慮の事故は必然です
- 4-19.世界は動かすもの
- 4-20.悪党を手のひらで転がす
- 4-21.罰の後は丁重に
- 4-22.やられたらやり返すでしょう
- 4-23.暗殺するなら、深夜
- 4-24.描く未来は何色か
- 第5章 魔女は裏切りの花束を好む
- 5-1.それは熱に似たなにか
- 5-2.とろとろに甘やかしたくて
- 5-3.新たな火種に水を差す
- 5-4.毒の味はレモンの香り
- 5-5.鬼か蛇か、どちらもか
- 5-6.聖女は薔薇を好み、魔女は棘を嫌う
- 5-7.甘やかしすぎても
- 5-8.暗躍さえ手のひらの上
- 5-9.策略はどちらも好む手段だから
- 5-10.死神が支配する赤
- 5-11.責務とは身を縛る鎖に似て
- 5-12.宮廷医師の手荒い治療
- 5-13.失う恐怖は傷より深く
- 5-14.逃げるなら簡単だけどね
- 5-15.赤い棘の森とレモン
- 5-16.希望の白い鳥
- 5-17.甘いレモンとすっぱい果実
- 5-18.手に入らないなら壊そうとするんだね
- 5-19.魔女はかくの如く笑う
- 5-20.魔女と騎士は素直になれない
- 5-21.策略と裏切りは紙一重
- 5-22.泥沼の魚は清流に憧れる
- 5-23.謀略は息抜きの合間に
- 5-24.秘密は薔薇の下で
- 5-25.お茶会は魔女と聖女の手を取って
- 第6章 寝返りは青薔薇の香り
- 6-1.地下室は陰謀の臭い
- 6-2.少年王の苛立ちは周囲を巻き込んで
- 6-3.魔女と死神は見えないダンスを踊る
- 6-4.助けを待つのはガラじゃない
- 6-5.埃だらけの空き家は悪党の巣
- 6-6.脱出するなら、派手な狼煙を
- 6-7.互いに互いを気遣うあまり
- 6-8.簡単に許されると思うなよ
- 6-9.ツケはたまりに溜まって
- 6-10.届かなかった手がようやく
- 6-11.夜駆けの神龍は残忍に嗤う
- 6-12.龍の霍乱は崩落を招く
- 6-13.小火に大量の油を注ぐ
- 6-14.戦好きの公爵閣下は土産を欲する
- 6-15.報告はラベンダーを添えて
- 6-16.傲慢な無能は使い道がない
- 6−17.子供が純粋だなんて幻想だ
- 6-18.有能ならば、噂すら操り味方につけるもの
- 6-19.戦は青薔薇の香りに包まれて
- 6-20.足元の見えぬ闇夜の奇襲
- 6-21.秘密は薔薇の下へ、密談は紅茶の中へ
- 6-22.策略はお茶菓子に隠して
- 6-23.龍は夜空に吠える
- 6-24.美談も噂も、戦略の名の下に
- 6-25.燃え落ちる王都
- 6-26.遊べば後片付けが残るもの
- 6-27.同じ状況で甦るのは悪夢のみ
- 6-28.黒い影は夜闇に紛れる
- 6−29.籠の鳥は薔薇の花をもいで落とす
- 6−30.逃げられる手を避けない無粋
- 6-31.夢見る子供の時間は終わり
- 6-32.新たな望みとともに
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